素材の質感表現

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自社で製造した「貼箱」をホームページやブログなどで紹介していますが、「貼箱」の写真をキレイに撮るのはなかなか難しいものがあります。

先日も、私の良き友人で商売敵(笑)でもある貼箱屋さんが、”貼箱の質感”を写真で表現するのが難しいといっておりました。

確かに、「貼箱」の一番の特徴は、その素材感です。
一般的な印刷紙器(トムソン箱)は、コートボールなどに印刷をし型抜き(トムソン抜き)したものです。
場合によっては、表面加工(フィルム貼り)やホットスタンプ(箔押し)なども施されますが、紙本来の質感はほとんどありません。(ビジュアル的には、とても優れています。)

「貼箱」は、印刷紙器に比べて価格は高いものの、ボール紙の上に貼る素材(通常は紙ですが、弊社ではビニール・レザーやスエードなどの生地も貼ります)の質感が何とも魅力があるのです。

しかし、ネット上では「写真」での掲載ですから、その素材感をご覧いただくのは撮影の難しさが常に伴います。
今回、「カッコイイ」、「とっても高級感がある」、「こんな紙があるの?」というような写真を撮ってみました。
上手く表現できているか難しいところですが、ご覧ください。

使用している素材は、小間紙(漆クロコ)、Sベランカラーラミ黒、タントセレクト白・黒、ワラ入り和紙などです。

特に「タントセレクト白」は、実際にはエンボス(表面の凹凸)の感じがよく、とても上品な質感なのですが、写真では”白”は跳んでしまうことが多く、微妙なエンボスを表現するのがとても難しい素材です。


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村 上 紙 器 工 業 所

手間をかけることは、「愛情」をかけること。
「愛情」をかけることが、私たちの仕事です。
手づくりでしか、表現できないことがある。
機械での量産化では到底及ばない、「貼箱」への愛情。
中身と同じように、パッケージにも込めた「自己主張」の魅力。
そんな「魅力」をお届けしたい・・・。