開発事例1(後編)

前回、「開発という作業」という投稿でご紹介した流れを、実際の開発事例で振り返ってみたいと思います。
具体的な例を見ることで、開発する側とやり取りする際の参考にしていただければ幸いです。

今回ご紹介する事例のお客様は、以前ホームページの開設をご紹介した平安高周波工業株式会社様です。
・業種:金属加工業(高周波焼入れ加工)
・開発範囲:受注管理/工程管理/図面管理/請求・領収書発行

今回はその後編。設計~検収までを投稿致します。

前編からの続き。

概要設計
必要なデータベースの設計、入力/表示項目の洗い出し、画面分割などを行います。
特に、画面設計に関しては、現場では手袋を着用していること、パソコン操作に不慣れな方もいらっしゃることから、できる限りマウス操作で入力できるようにし、作業の流れを止めないことが必要であると考えました。

プロトタイプ制作
今までのヒアリング/概要設計を元にプロトタイプを制作します。
以下がその特徴的な部分です。

メニュー画面  
行う作業別に大きめのボタンを配置し、経理関係の作業(緑色のボタン)はパスワード入力が必要としました。
   
受注登録/顧客検索  
受注登録1 画面左に参照データを配置し、受注情報は画面右に配置しています。
「左側で必要事項を選択しクリックすることで、右の受注情報が作られて行く」という動作を基本としました。
顧客検索も社名の一文字目をクリックするとリスト表示され、選択ボタンをクリックするだけで受注情報に反映されます。
   
受注登録/画像登録  
受注登録2 画像の登録も画面右のボタンをクリックするだけで、図面呼び出しや、取り込み/スキャナの動作も制御できるようにしました。
   
社内作業  
社内作</body></html>