リコメンドというデザイン

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百万遍に出た際は、少し南にある京大の生協の本屋に良く行きます.
ここは、町の本屋よりは品揃えが良く、雑誌などもたいていそろっています.(AXISもある)
当然専門書も多いわけですが、入荷している本のクオリティが高く、買う気が無く本屋に入ったのに買ってしまった本がいくつかあります.
推測ですが、京大の本屋さんなので当然授業で教師が推薦した本が入荷が多くなります.当然推薦する人はその道に長けた人で、その人が入門書として良いものを選んだのであれば質が高い本が選ばれてきます.そういったわけで、それぞれの専門に良い教科書がピックアップされて、最近の大型書店ほどではない在庫の本屋でも、クオリティの高い品揃えが出来るのでしょう.ちょっと郊外に出るとこの程度の規模の本屋はありますが、内容は全然違います.

話は変わりますが、最近ニンテンドーDSの「DS献立全集」を入手しました.これは献立をたてるのを支援してくれるソフトで、オレンジページの1000程のレシピが収録されています.
スゴイのは、冷蔵庫に残っている食材から作れるレシピを選んでくれたり、アレルギー等でダメな食材を外したレシピを選んだり、食材リストを携帯電話に転送したりと、一連の便利機能が(そこそこ)インターフェイス良く搭載されています.写真の多さや説明の詳しさは本のレシピ集にはかないませんが、デジタルである事を素直に考えて、使い勝手とのバランスを微妙な所でとった良い例です.

本にせよレシピにせよ、どちらも素材自体はありきたりのものですが、その提供の仕方を変える事によって受けとる側のベネフィットが全然変わってきます.
リコメンドもデザインの重要な要素なのですね.