【工場改善の終着点とは】

工場の効率化を図るために、どこの工場でも「作業改善」「設備改善」
など、様々な改善を進められています。
 
「作業改善」は、「七つのムダをなくす」ために、作業分析を行って、
主体作業の時間比率を上げる。
 
「設備改善」は、設備総合効率を上げるために、アイドリング・故障
など、非稼動時間をなくす。
 
これらを地道に進めて行くことで、工場は徐々に改善されていくわけ
ですが、工場改善の究極は、「リードタイム短縮」にあるのです。
 
「作業改善」も「設備改善」も、「早く作る」「早く作って早く出荷」が
最終目的でしょう。
 
 
《工場は出荷してナンボ》
 
今のリードタイムがはたして適正値なのか。
 
それをもっと短縮するためには、どこにメスを入れなければならない
のか。
 
個々の作業、個々の設備の不具合に囚われるのでなく、
《リードタイム短縮》という視野で工程を見直せば、これまで
気付かなかった問題点が見えてきます。