10月19日の数字:ストレスを感じる人51.1%

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ストレスを感じる人が多くいるようです。
ストレスについて、思うところを少しばかり。

ストレスを感じる人が多いようだ。「イライラしている」「ひどく疲れている」「不安だ」などストレスのさまざまな様相を示す13の項目について聞いたところ、どれかについて「よくある」と恒常的に感じている人は全体の51.1%と半数に及んだ(日経MJ新聞2009年10月14日付2面)」

そうなのか。

「時々あるまで含めると96.6%とほぼ全員が、何らかのストレスな状況を体験している(前掲紙)」。ということは、私は極めて例外的な3.4%に属することになる。といっても、ようやく50歳を目の前にしてそうなれた、ということなのだけれど。

自営業を始めて17年になる。この間のストレス状況を振り返ってみると、こんな感じだろうか。

開業時:50%
順調時:10%
不調時:90%
現 在:ほぼ0%

といって現在、何の不安もなく毎日をお気楽に過ごしている、わけではもちろんない。フリーランスでやっているということは、確かに一見自由そうに見えるかもしれない(と憧れる方たちに一言、アドバイス。決して手放しの自由なんかじゃないから)。

フリー(自由)ということは、フリー(無料)と背中合わせでもある。嫌な仕事を断る自由はあるけれど、断る限りは、その仕事で得られたはずの報酬がないことも覚悟しなければならない。流行りの新型インフルエンザにでもかかれば、当然、仕事はできないだろう。となれば、少なくともその間は収入ゼロになる。

これが会社勤めならば「休んだ分、今月はお給料引いておくから」なんてことにはならないはずだ(もしかしたら、最近はなるのかな?)。その代わり、自分のやりたい仕事をやりたいようにやる、なんてことはできない。

だからといってフリーランスは「自分のやりたい仕事を、やりたいように、やっている」わけではない。でも、少なくともストレスはほとんど感じなくなった。なぜかと我が身を振り返ってみると。

理由は大きく分けて二つありそうだ。いずれも誠にありきたりな答えで申し訳ないのだけれど。まず大きいのは、現状に感謝できるようになったことだろう。いま自分がいるのは家族のおかげ、これまでに知り合ったすべての人のおかげ。相田みつお風に表現するなら「ほんとに、おかげさんのおかげで活かされるんだなあ」といった感じか。

もう一つは、どんな苦しいことも、これが今与えられた課題や、と思えるようになったこと。それは残りの人生がたぶんあと20年ぐらいと具体的に限られるようになってきて、その間の目標が割とクリアになってきたからかもしれない。

目の前の課題を、先の目標と結びつけてみれるようになった。だからいろいろきつくても、喜んで取り組める。

と、なんか個人的な話で終わってしまった。このブログ本来の主旨とは違うけれど、まあ、こんな日もあるということでお許しを。