日傘 手染め注染日傘(スレン仕様)
広報誌制作から事業開発まで。編集者とデザイナーが、志を高める企画とデザインでストーリーの見える化を実施。
有限会社ゲイル
【代表者】 村松葉子・竹原伸一郎
【設立】 1997年4月
【資本金】 300万円
【従業員数】 8名
【会社概要】
元書籍・雑誌編集者を中心に、人と人、人と企業、人と社会のあいだを編集するために創業。
社名の「GALE」には、勢いのある「風」の意味があり、真心や本心から伝えたいこと、あふれるような想いや志を伝えていきたいという理念と、媒体という形にとらわれず、100年後にも自然と継承されるような風に乗るストーリーを編もうという目的を込めています。
【事業内容】
●編集・デザイン事業
1 企業、学校、官公庁の広報活動コンセプトの立案および広報・広告ツールのクリエーション
2 文化、歴史にかかわるPRコンセプトの立案およびツールクリエーション
3 企業の事業コンセプトおよびストーリー立案とコミュニケーションツールクリエーション
●超編集事業
1 経営者および社員向けのビジョントレーニング
2 経営者および経営幹部向けのセルフコンセプトブランディング
3 新事業開発、商品開発のためのアグリゲーションサポート
【主な取引先】
企業、官公庁等
凸版印刷㈱、㈱DGコミュニケーションズ、日本写真印刷㈱、㈱Vi-mile、佐川印刷㈱、㈱葛西、トッパン・フォームズ㈱、トータルメディア開発研究所、㈱エム・シー・アンド・ピー、㈱阪急デザインシステムズ、㈱ヤラカス館、㈱Jプロデュース、㈱大伸社、㈱マイナビ、㈱ブンカ、㈱アストラカン大阪、廣告社㈱、studio-L、ヴィズオンプレス㈱、根来産業㈱、㈱スリーエス、大阪府、オムロン㈱、エス・ハート・エス㈱、ほか(順不同)
【所在地】
〒550-0003
大阪市西区京町堀1-6-20 DKビル203号
TEL 06-6448-1700 FAX 06-6448-1900
E-mail : info@gale-edit.co.jp
GALEマガジン:https://gale-magazine.com/
2025年6月6日と7日の2日間、マイドームおおさかで開催される「この街のクリエイター博覧会2025」に出展します。関西のデザイン会社や編集プロダクション、ウェブ制作会社、CG・アニメ制作、イラストレーター、コピーライター、印刷会社など、176社と個人が集まる大規模なイベントです。皆さまに興味を持っていただける内容をお届けしたいと思います。
今やすっかり身近になった映像。本を読むように、いつでもどこでも映像に触れることができるし、動画や映像での記録や伝達が以前にも増して重視されるようになりました。わずか数年のことで誰もが映像を作れるようになるなんて、本当に驚きです。
Youtubeが広がり始めて、Tictokがまだこの世になかった2015年に、私は一件の相談を受けました。
「私がイメージしているビジョンや志を映像化したい」
この頃の当社で取り組んでいた映像はまだ、広告代理店や映像会社さんと巨額な予算で周年映像を作るのが主流で、実験的にパソコンで作った映像をCM化してもらったりしたことはあっても、映像そのものが特別な「規格」に乗せないと配信できないものだったのです。それがYoutubeの登場で誰でも配信しやすくなったわけです。画期的な変化で、いずれ一般からビジネスユースに変化するのも時間の問題でした。
相談してくださった経営者さんとは、漫画で経営理念を社員やパートさんに伝えるシリーズを展開させていただいてました。理念漫画シリーズは得意分野で、上場会社の社内報でシリーズ化して賞をとったのを皮切りに、理念やビジョンの漫画を展開していました。そんなことを伝えてもいないのに、この経営者さんは「漫画で理念を伝えられるかな」と依頼されてこられたのですが、今回はそれを映像化するというご相談に、最初は戸惑いました。まず巨額な、どころか予算がほとんど無い。そして世の中は、映像の大衆化の黎明期。これは自分で作る以外にない。そんなところから、自社で作る映像をまだ早い時期に切り開いていただくきっかけになったのですが、あくまでも「志」の映像であるというところが、一歩を踏み出させてくれたのだと思っています。
今では「パーパス」という逆輸入用語で重視されるようになりましたが、私が雑誌から企業パブリシティの編集者になって以来、「志」は仕事の真ん中にありました。「志」を共にし、形にすることが、仕事のミッションの根底であり、機根でもあるといえます。
なぜ「志」が大切なのか。簡単に言ってしまえば、それが「生きる」ということだと思うからです。
現代の人は外発的な理由で行動しがちです。お腹が空いたからとか、手が勝手に動いてとか、昔の人は自分の身体や心が欲することで何かを生み出していたのだと思うのですが、今、私たちの身の回りには常に新しい情報や製品やサービスがたくさんあって、試してみたい、行ってみたい、使ってみたいと思うことがたくさんあります。好奇心は大事だし、どんどん「してみたい」はやるべきだし、たくさんの経験や知識を得ることができる私たちは昔の人よりもはるかにたくさんの情報を持ち、経験もできる幸せに恵まれています。でも、今、私たちは昔の人以上に何かを生み出しているでしょうか。何かを経験してみて「違うな」と思っても、また怒涛のような「NEW」に出会って、自分で生み出さなくても、与えられることを探すだけで時間制限いっぱい。外発的なコト・モノ探しで満たされようとずっと動き続けて、働き続けて、気がつけば人が作ったものを消費するだけの一生を過ごしてしまうかもしれません。
人が生きることとは、想像することであり、創造することにあるんじゃないかと私は思っています。ここをちょっと綺麗にしたい、そこを少し楽しくしたい、こういうふうに工夫すれば喜んでもらえるかも、気持ちいいかも、そんな内発的に想像し、創造できる小さなことが大切で、そういうことができる人が、あそこに街をつくれば、ここに道があれば、と大きなことまで想像し、創造できるようになって企業というものに集まっているのだと思います。
だから、「志」を真ん中にしない仕事は、誰にとってもありえないことだし、無意識にしているかもしれない、言葉にできていないかもしれない、そのことを気づきあい、共有しあっていきたいと思っているのです。
RESPONSIBILITYという言葉は、日本語で「責任」と訳されます。この言葉はRESPONSIVE(応答)が語源です。志というのは、人と人の霊機・応機というはたらきあいであり、応答が大切だと思っています。志が絵に書いた餅ではなく、心の奥底から出てきたものならばそこには言霊というような霊が宿っていて、言葉を超えて人の心を揺さぶり、揺さぶられた人がまた応じて機(はたらき)を行う。そういう志の輪が広がり、みんなが霊レベルで、良心で動いていることを映像にしていき、世の中に応答の和を広げていきたいという思いを込めて名付けました。RESPONSIBLE MOVIEのイメージ写真につがいの鶴を使っているのは、鶴の声が「美しい声」の代表であると同時に、つがいの鶴が「和」をあらわしているからです。鶴は、日本の国鳥にもなっているのですから、日本人が率先して鶴の声を発し、大和魂(こころ)という大きな和を広げて、世界にも必ずおられる霊にも発していただいて響き合っていきたいと思っています。
このプロジェクトは、2019年に大阪で開かれたG20を契機に、国レベルの応答を企業レベル、人間レベルの応答にしていきたいとスタートしました。翌年には新型コロナウイルスのパンデミックにより、活動を進めることが難しくなりました。しかし、ウイルスが世界に広まっているなかで、皆の志の事業や行動も退縮を余儀なくされてしまいました。このプロジェクトは、一時だけのプロジェクトではなく、永続し、世の中の良心を開き続けるインフラになりたいと思っています。私たちのプロジェクトから、多くのクリエイターたち、学生たちのプロジェクトへとなんとか広げていく方法を模索し続けながら、RESPONSIBLE MOVIEを送り出していきたいと思います。ご賛同いただけましたら、お気軽にお問い合わせ、ご連絡いただければ幸いです。
https://video-production.cmsgale.com/
なぜメディアを作るのか
「メディアとは人間の拡張だ」と語ったのは社会学者のマクルーハン。これは大前提として、彼が「メディアはメッセージだ」という有名な言葉を語ったことを抜きにしては成り立たない。
“人間の拡張”を機能面で捉えたのが、機械技術や眼鏡や入れ歯、そしてAI。どんどん人間の機能は、人間が作り出す道具によって拡張され続けている。人間に変わって機械やAIが動いてくれるなら、人間は何をすればいいのだろうか。何のために生きるのか、幸福とは何か、そういうことがここ数年で目に見えるように身近な話題になってきたのが感じられてならない。
私たちの会社では、眼鏡や機械は作れない。そのかわりに、メディアを作っている。企業や自治体、いろいろな団体が発信・発行・配信するメディアをつくる技術者だ。原稿を書く技術、取材をする技術、デザインをする技術、それらを企画し、オーガナイズする技術を経験と訓練で身につけている。けれど「なぜそれを発行するのか」という大義名分を、私たち自身が持っているわけではない。だから、「こういうものを発信したい」と言われたら、「なぜ」を問うところから始まる。大義名分の共有、つまり、志を共有したいのだ。
「なぜ」の応答はスムーズではない。「こういうものをみんな発行しているから」と言われても、それは答えになっていないと私たちは考える。だって志が知りたいのだから。まあ、このあたりをいろいろ深掘りするのはまたにして、いずれにせよ、目の前の人が「やりたい!」とワクワクしている状態にしたいなと私はまず思うのだ。「それはすごい!」「絶対やるべき!」「面白いことになる!」そんな扉を少しでもあけられれば、それはメディアになると思っている。つまりメディアは「人間の意志の拡張」であり、メディアを作ると言うことは、発信者の「意志」を顕在化させるということなのだと思う。だからマクルーハンは、メッセージだと言ったのだろう。
若手のパワーで会社を変えたい
今回は、その「意志」を育むことを明確に含めての周年事業のご依頼だった。いやむしろ、メディアを「作る」のは目的ではなく、作るものは周年誌でも映像でも何でもいいので、「若手社員の成長」をお願いしたいという与件であった。社長から送られてきた熱いメッセージを見ながら、私は胸が熱くなった。会社の周年という大事な節目を若手に任せるという腹の据えよう、若手の打合せに口出ししないという決意、彼らが自由になるにはどうすればいいかを痛いほど考えておられる。その痛みは昨日今日のものではなく、ご自身に向けられた痛みでもある。責任重大だ。
我々が何に取り組むべきなのかを考えた。メディアを作るのではなく、メディアの元になる人をつくれといえばわかりやすい。ただ、人はつくるものではなくて、みつけるものだというのが私の信条だ。絶対性善説。インタビューを重視するのもそうした理由からだ。みつけられるかどうかを自分たちに課している。発明の前に発見あり。創造の前に想像ありだ。若手社員が何をしたいのか、どんな問題意識や情動を持っているのか、自分でも気づいていないそうしたことを一緒に発見して教材化し、何らかの行動をしようということになる。それはまさに、これまで当社がメディアを作る前に、一生懸命問答し、応答いただき、共有せんとしていたことであり、恐ろしくど真ん中の依頼が来たということになるのだが、自分たち自身にこれまでとは真逆の思考が必要になるとまでは、最初は気が付きもしなかった。
自覚から実践へ
インタビュー手法でのコンサルテーションに始まった頃は、自分たちの意見を言っていいのかどうかという戸惑いが感じられた。それが徐々に開かれてくると、今度は自分が帰属する組織、つまり会社への不満が立ち上がる。不満は問題意識だ。しかし、そこからなかなか広がらない。現状への課題解決が目的化していく。ここで再度自分に立ち戻り、今度は内なる自分の強さ、内なる自分が持つ自由をと思うが、なかなかそうは問屋が卸さない。現場最前線の彼らは、日々、さまざまな課題に立ち向かっている最中だ。それぞれの立場も職種も異なる。しかし、プロジェクトには周年記念日という期限がある。悲喜交々、辛い時期もあったと思うが、半年以上を対話に費やし、小さな制作プロジェクトを段階的に挟みながら、彼らと全社員の間をつなぎ、彼らのチーム感をどうやって見守るかと試行錯誤した。私としては拙速になってしまったこともあるし、十分に深ぼれなかったところもある。一人ひとりの強弱をリーダー役の子が背負い過ぎてはいまいかとも危惧した。しかし、プロジェクトも終盤に近づくにつれ、彼らの成長をひしひしと感じるようになっていった。問題も課題も自覚され、どうしたいかという自分への自覚もはっきりしている。変化した彼らがいた。このプロジェクトの本当の成果は、もしかしたら5年後、10年後に出るかもしれない。自覚から実践へ、のサイは投げられたと思った。そんな自分を忘れないでいてほしい。
1年以上のプロジェクトではあったけれど、最後に周年記念誌を仕上げたことで、自分たちが「つくる」ことへのプロ意識を持っていることをあらためて自覚した。このプロ意識。今回はやや邪魔になった。かっこいいものになれば誰しも嬉しいが、彼ら自身がつくった、という実感が大切だ。どこまで手を入れるか、どこまで時間を預け、どこから引き受ければ間に合うのか、まさに、頭の中を180度入れ替えるような思考が必要になった。
すべてのプロセスが成長発展の機会
原稿作りにしてもデザインにしても、時間は貴重だ。限られた時間のなかで生命をかけてギリギリまで考え、粘りたい。ただし、短時間で一定の成果を出す訓練は出来ている。目についたところについて「直したい」という気持ちが、誰かのためになるのか、本来の目的である「みんなの成長」のために必要なのかを、問うという一瞬の「間」が生まれているのを現場に感じた。クライアントの意見を聞きながら作るのではなく、導きながら作る。その結果出来上がるものは、共働の賜物になる。塩梅の難しさと思考の転換、クリエイターのエゴとクリエイターならではの利点。いろいろな「間」を覗き込み、悶々としながらも、なんだか楽しいのは、クライアントもクリエイターも「主体」であり続けることを大事にしたからかもしれない。
周年誌が完成した時、私たちは安堵し、受け取った若手社員から速攻で電話が入った。「ありがとうございます!」。電話の向こうで何度も繰り返され、普段おとなしいリーダー役の社員さんが、言葉を尽くして感動を伝えようとしてくれている。社長からも彼らの成長への実感と謝辞が寄せられた。もちろん、私たちだけのチカラではない。ただ、何かを一緒に創造しようとするのが、主体性を引き出す最大の機会になることだけは間違い無い。
「もっといろいろ考えていきたい」と言ったのは担当したアートディレクター。彼が考えていきたいのは、クリエイティブの質にとどまらず、人間の質、本質をいかに引き出すかを考えていきたいということに他ならず。まだまだやれることがあると、すでに気づいていることを示唆していると思った。
2019年1月から『メーカー、小売店、ユーザーと共に“イノベーションを生み出す展示会”』をコンセプトに始まった、スポーツイノベーション交流会&展示会の「SIMEx展示会」が、2023年1月に東京と大阪の2会場で開催されます。
大手メーカーの展示会とは一味違う。作り手の熱い思いが伝わるイベントです!
詳しくは下記のURLからご確認ください。
SIMExでは、いつでも気軽にアクセスできる「コンセプトショップ大阪」で常設展示会場を設けています。
不定期でイベントも開催さてるので、気に方はこちらも是非!
お寺ってどんなところ?
お墓詣りや年に数回お坊さんがお経を
詠んでくれるところ?
ではそれ以外に知ってるお寺の知識は?
ほとんどの人が持っているお寺の認識は
これに近いのではないでしょうか。
お寺は元来、人生においてのいろいろな悩みや相談事を
するための地域の相談所でもあったはずです。
「駆け込み寺」という言葉があるように、その地域に住む人々の
心の拠り所であり、それゆえに人生を終えてからの場所ではなく
生きている間にこそ必要な場所、それが本来のお寺の姿と考えます。
もっとお寺の存在を本来の身近な存在に戻したい。
それは宗教や宗派の違いを超えた日本人の護りたい文化の一つでも
あるように思います。
仏教徒では無い、お墓は要らない、敷居が高そうで近寄りづらい・・・お寺に関心を
持たない理由はこういった様々な理由があるでしょう。
特に若い世代の方々はなおさらです。
でも、生きるのがつらい、人間関係に苦しんでいる、社会に適応できない・・・
こういった悩みは宗教や信仰の違いに関係なく誰しもが抱えがちな悩み、苦悩
であるはず。
こういった人々の生きる上での苦悩に寄り添える存在にお寺がもっとなって、常に人が集まる
場所になることで地域の文化としてのお寺の存在意義が存続されるのではないでしょうか。
その為に私たちが考えるプロジェクトが「お寺と地域の活性化プロジェクト」です。
<例えば>
①地域の高齢者の方々と子供たちとで精進料理を作る料理教室を催し、ご住職の食物への
感謝を題材にしたお話を絡めながら交流を深めていきます。
②お寺の1日の活動を体験してもらう「1日お寺体験」を実施。本堂や仏像等のお掃除、住職と一緒に勤行(ごんぎょう)を体験、
精進料理の体験などお寺の日々の動きを体験していただきより身近にお寺を感じてもらいます。
③文楽や能といった伝統芸能やジャズ演奏、クラシック演奏などを地域のお寺で催し音楽とお寺の空間との調和を
感じていただきます。
等々、まだまだお寺と地域が寄り添える方法は有ります。
日本におけるお寺の存在は、単なる宗教施設ではなく地域に溶け込んだ文化施設でもあります。
この日本人にとっての地域文化を残したい、それが私たちゲイルの思いです。