今春の花粉昨年の6倍

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盛岡の医師予想昨夏の高温などで

 盛岡のスギ・ヒノキの花粉飛散予報を27年間にわたって続けている須藤内科クリニック(盛岡市盛岡駅西通)は1日、今春の花粉の飛散量が「平年の約3倍、昨年の約6倍で大量飛散になりそう」とする予想を発表した。花粉の飛散が本格化する「飛散開始日」は3月10日前後で、3月中旬~4月中旬がピークになるとしている。

 同クリニックの須藤守夫院長(73)は、盛岡市内のビル屋上に観測装置を設置し、毎日、プレートについた花粉の量をチェック。また、スギやヒノキの花が作られる夏場の気温や気象データなどを基に毎年、飛散量や飛散の時期を予想している。

 昨年夏は気温が高く、日射量が多かったことなどが原因で、今年は飛散量が増えると分析。須藤院長は「ここ10年で最も多く飛散する可能性がある。例年、症状の重い人は飛散開始日の2週間前から、処方薬を飲むなど対策をしてほしい」と勧めている。須藤院長の観測結果や予報は、同クリニックのホームページ(http://www.sudou‐naika.jp)でも見られる。