江戸時代の庶民観光は2種類!?

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今日、いつもお世話になっている発明家の社長さんから
新聞コピーのFAXが届きました。
いつもおもしろい情報等があると送ってくれたり、教えてくれます。

今回は6月11日の朝日新聞夕刊の寄稿でした。
「ものがたり観光について」という題で、
江戸時代末期の庶民の観光を元に地域の「ものがたり」の掘り起こしから
地域を元気づけられる観光のあり方への意見です。


特にその中で印象に残ったこと、それが江戸庶民の旅行について。 ひとつは、「おかげ参り」に代表される伊勢神宮の参詣。
当時では海外旅行に匹敵するほどの大観光行動だったとのこと。

もうひとつは、近場の社寺・霊場や祭礼の催しをめざす小さな旅、
日帰り観光だったとのこと。
この小さな旅に活気があったのは、地域にしっかりと目が向けられて、
地元の価値がよく見出され維持されていたからだそうです。
こうした観光が、ただの享楽に納まらない地理、芸術、歴史など
生活・文化の総合体験なのだそうだ。

江戸時代の庶民のストレス解消と、
社会不安の中で自分を見失うことなく確かに生きる知恵だったらしい。

そう言われてみれば、現代の旅行の意義や地域観光作りを
あらためてこの視点で見つめてもいい時期ではないかと
ふと考えさせられる寄稿でした。


社長のFAXに感謝!