ホームページとデザイン

「とりあえず2〜3点、デザイン案を出してよ」と、詳しい内容の打合せもないままにホームページの制作を依頼される事があります。
「メニューやターゲットもまだ明確じゃないので・・・」と説明しようとしても、「デザイン案を見てから決めるから」と、取りつく島もありません。
ホームページを立ち上げよう。作り替えよう。と考える方の頭の中は、どうやらビジュアル的なデザインが第一義のように考えられてることが多いようです。ほとんど「ホームページを作る=ビジュアルのデザインをする」と言わんばかりの勢いで。。。

確かにホームページを作る際にデザインは、ブランディングにも関わる大変重要な要素ではあります。
しかし、ビジュアル的なデザインと言うのは、あくまで使い勝手を良くしたり、掲載されていることの理解を促したり、発信者の期待する印象を見る人に持ってもらうための手段だと思うのです。

ですから、最初に「とりあえず2〜3点のデザイン案を・・・」と言われても、その意図がわからないがために的外れなものしかできずに、修正修正の繰り返しとなってしまって、最終的にはデザイン費用が大きくなったり、納期が遅れたり、デザイナーのモチベーションまで下がってしまって良い物が出来ない。という結果を招いてしまうことになります。

私は、ホームページにおいて「デザインする」というのは、「ホームページの運営者が、(商品販売などの)目的を達成するために、ネットユーザーに伝えたいこと(=コンテンツ)をホームページという表示方法に適した形やしつらえにする」ことだと考えています。
つまり、コンテンツをデザインしてホームページにするのであって、ホームページをデザインするのではないわけです。
(理屈っぽいですかね?(^^;)

デザインは、まずコンセプト(目的)と、コンテンツ(伝えたいこと)ありき。です。

どういった意図を持ってホームページを作りたいのか?どういった人に向けて何を伝えたいのか?この2点を制作者側に伝えてデザインすれば、きっと使いやすくわかりやすい、御社らしい個性的なデザインのホームページが、安く、早く出来上がるはずです。

弊社:ポータルでは、MSAASという考え方に基づいたコンテンツの企画法をハンズオン形式で(実際に作って頂きながら)習得して頂くセミナーと、個々の企業さまのシナリオマップ制作をお手伝いするコンサルティングサービスをご提供しています。
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神下 篤 Atsushi Kamishita
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