上に戻る
電解研磨・化学研磨
2010/06/28 15:00
投稿者: nozaki カテゴリ:表面処理

電解研磨済圧縮バネ

電解研磨・化学研磨は、金属表面の微小の凸部を凹部に比べて多く溶解することによって、
金属表面を平滑にし、光沢を出させる方法で主に表面艶出しが主な目的です。

非研磨品に対して物理的な力を与えないため細いばね、
複雑な形状をしたばねに施しても変形しないし、
表面不純物も除去されてきれいな仕上がりが得られます。

しかしこの研磨は、被研磨物の材質にきわめて影響を受けやすい。
すなわち、材質、熱処理、加工度等により浴組成を変えなければならない場合が多く、
条件管理が困難なため、現状では機械的研磨の方が工業的に研磨を行う場合には広く用いられている。
電解研磨・化学研磨法は、表面の光沢化に主目的があるため、一般的にこの研磨方法を用いる場合は予め表面の錆、油脂、汚れなどを除去します。

また、表面不純物も変形せずに除去できることからX線による残留応力測定する際に、
表面異常層、不純物などの除去にも使用されます。

電解研磨

電解研磨とは、ある特定の薬品の溶液中に被研磨品を陽極にして(陰極は適宜な金属でよい)通電し、電気化学的に表面を光沢のある平滑面にする方法です。鉄鋼を研磨すべく各種の浴組成がありますが、大きく分けると過塩素酸系浴、りん酸一硫酸-クロム酸系浴にわけられます。

次の表は一般的に多く用いられている、りん酸―硫酸―クロム酸系浴の組成および条件の一例です。

りん酸・・・40~50%

比  重・・・1.65

硫 酸・・・34~37%

電流密度・・・30~100A/dm²

クロム酸・・・3~4%

浴  温・・・40~80℃


 

化学研磨

化学研磨法とは、化学薬品に浸漬し、化学反応を促進することによって被研磨品を平滑化する方法で
その操作は酸洗いと同じです。酸洗いは主として酸化物除去のみを目的としていますが、

この方法では両方を兼ねています。
電解研磨と違う点は、溶液に電流を通じないことと品物を浸漬する操作だけで研磨する為
強い溶解促進剤を用いることです。

鉄鋼を研磨すべき浴組成は、硝酸―硫酸系及びりん酸系浴があり、後者の方が
優れた効果持っています。りん酸は、オルソ、ピロ、メタの3つの型のうち、ピロりん酸が最も良いと言われています。

そのときの浴組成及び使用条件は下記のようになります。

硝酸:20%

温度:200度

硫酸:5%

時間:2min

ピロりん酸:50%

 


 
[コメントを投稿する]
関連記事
 
コメント [元記事を見る]

コメントは投稿者の責任においてなされるものであり,サイト管理者は責任を負いません。



カテゴリ

なし
FAQ
HAS301H
NAS106N
NAS301H
SUS304WPB
くくり罠用バネ
たる型圧縮バネ
ねじりばね
ねじりバネ
ばねの歴史
ばね用材料
ばね用材料の物性に関する用語
オイルテンパー線
ガータースプリング
クランプバネ
コイリングマシン
サスペンション用バネ
サンプルバネ
ショックアブソーバー
シーリング
セミナー
ゼンマイバネ
ダブルトーションバネ
チタンバネ
テンション
テンパー炉
トーションバネ
トーションバー
トーションフォーミングマシン
ネジリバネ
バイク用部品
バネの分類
バネの計算式
バネの設計
バネ用材料の機械的性質に関する用語
バネ設計
ヒンジ用バネ
ファスナー
プローブ用バネ
マスコミ紹介
リピート
リング
リング・バット溶接加工
レバーブロック
仕事仲間
会社
使用機器
保護用コイルバネ
円錐コイルネジリバネ
円錐コイルバネ
動画
圧縮バネ
圧縮バネ(押しばね)
圧縮バネ(極低温環境)
圧縮バネ(耐食性)
害獣駆除装置用バネ
家具用バネ
密着バネ・ネジ
対応編
展示会
引張ばね
引張ばね(ネジ式フック)
引張ばね(ロングフック)
引張ばね(丸フック)
引張ばね(Uの字フック)
引張ばね(フック金具)
接点用バネ
本日の出荷
板バネ
板バネ・ネジリバネ
椅子用バネ
楕円バネ
機械部品
測定用
熱処理
熱間成形バネ
環境経営
産業機器
皿バネ
窒化珪素系耐熱バネ
細工バネ
絞込みフック(自在型)
耐熱ばね
耐熱バネ
耐熱型異形線バネ
耐食バネ
耐食バネ(チタン)
耐食性
自動機用バネ
荷重検査
表面処理
表面処理済み
補強バネ
親子ばね
角線スパイラル
試作ゼンマイバネ
車両用バネ
近況
釣り用
防振・耐震
防錆処理
電池バネ
電池板バネ
非磁性ねじりバネ
非磁性バネ
すべて

今週の注目キーワード