4月15日の数字:50人で同時編集可能なワープロ(無料)

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タダで使えるワープロ(&スプレッドシート)が
またまたパワーアップ。
共同編集機能まで付くようです。

Googleが、また新しいサービスをはじめる。GoogleDocsでの共同編集作業だ。GoogleDocsとは、簡単にいえばGoogleが提供するWord、つまりワープロソフトである。

GoogleDocsはオフラインでも使える。もちろんオンラインで作業するのがメインだ。さすがに持っている機能は、最新版のWordとまったく同じとはいかない。とはいえ本来のワープロソフトに求められる機能は、すべて使える。十分である。

むしろ、不要な機能がたくさんついているために動きが悪かったり、してほしくない校正などを勝手にしてくれるWordと比べれば、人によってはGoogleDocsの方がよほど使い勝手良いケースもあるはずだ。

しかも、言うまでもないことだがGoogleDocsはクラウドサービスである。つまりデータはGoogleのサーバにある。だから、ネットにつながっているパソコンさえあれば、どこにいても、作業できる。

自宅で原稿を書き始め、事務所に行って続きを書き、そのまま打合せに出かけて、空いた時間にネット喫茶で仕上げる。といった離れ業も可能。この間、作業したデータをUSBメモリなどに保存する必要はまったくない。

この作業を複数の人間でできるようになるという。

つまり「企画書、3ページまで書いたから、ちょっと見て、変なところがあったら手直ししておいて」と同僚に頼んで外出。外での仕事が一段落した時点で、そのファイルにアクセスしてみると、しっかり訂正が入っている。

そこで、また続きを書いて「チェックお願い」とメールを入れておく。自宅にもどってファイルを見ると、チェック済みかつ何ページ分かを今度は相手が追加で下書きしてくれている。それに手を加えて、完成。

といった同時作業ができるようになる。しかも『50人』で同時に作業できるのだ。GoogleDocsは、もちろん無料で使える。新しい共同編集サービスの中には有料となるものもあるようだが、それでもOfficeソフトを買うことを思えば、タダみたいなものだろう。

しかもデータはクラウド、世界一のデータセンター・Googleがきちんとキープしてくれる。使えるのはWordのようなワープロソフトだけではなく、ExcelのようなスプレッドシートもPowerPointのようなプレゼンソフトもある。

こうしたサービスをうまく活用できる企業とそうでない企業の間では今後、IT関連のコストにどんどん差が広がっていくのではないだろうか。カギはネットリテラシーを社員に、どう身に付けてもらうか。この一点に尽きる。