12月11日の数字:年賀状一人あたり平均59.1通

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年賀状といえば、やはりハガキ。
と思っているのは、実は年寄りの証。
若い人は変わってきているようです。

年賀状のシーズンだ。マクロミルの調査によれば「88%の人が年賀状を送る予定があり、1人あたりの送付予定数は平均59.1通。そのうちハガキが52.6通だった(日経MJ新聞2009年12月11日付4面)」

まだまだ結構な人が年賀状をやりとりするようだ。という筆者も年賀状は物心ついた頃からずっと出し続けている。20代後半にデザイン事務所に勤め始めて以来、オリジナル年賀状を知り合いに印刷してもらっている。

年賀状といえども、単なる近況報告じゃつまらない。せっかくだからできるだけクリエイティブに仕上げようじゃないのと始めたのが、たぶん20年ぐらい前の話。その頃はコピーライターを名乗っていたので、コピーありきでいろいろ考えていた。

干支にちなんだだじゃれ、こじつけの語呂合わせ、語呂合わせの英語版などといろいろやってきた結果、最近は新しい年に賭ける思いをできるだけ短い言葉で表現するようにしている。

そして画竜点睛を欠くことのないように、必ず一言メッセージを手書きする。いくらきれいなデザインで、きちんと印刷された年賀状とはいえ、最後に自分の手を動かして一行、何かを書き加えることで年始の挨拶は完結すると思うのだ。

が、そうした考え方も古いものとなりつつあるようだ。記事によれば10代はメールが中心で、それもケータイが多いようだ。もっともお正月といっても最近は、店も普通にやっているし特に改まった感じがするわけでもない。

ただ休みがあるだけ、あるいは昼間っから堂々と酒を飲んでも大目に見てもらえるぐらいのことで、普段とさして代わり映えがするわけでもない。気分的にもそうだ。逆に言えばお正月から働いている人もたくさんいるし、これだけ景気が良くないとめでたい気分に浸ることもできないのかもしれない。

とりあえずお正月まで、まだしばらく時間はある。この間に今年もう一つでも二つでも、何かやっておきたいと思う。

ところで皆さんは今年、どんな年賀状をどれだけの人にお出しになりますか。