大阪府主催の新エネ産業ワークショップの2回目に参加してきました。 講師は前回から引続き日本能率協会コンサルティングの萩原正英氏です。
今回は前回のワークショップで設定した事業を展開させるための事業評価がメインテーマです。
まず作業全体の流れが説明されました。
作業は2つに大別されます。
事業における「顧客分析」と「競合分析」です。
「顧客分析」は更に「顧客ニーズ分析」と「顧客購買プロセス分析」に分けられます。
まず「顧客ニーズ分析」の説明がなされ、
各自ラフなかたちでシートへの記入を行いました。
今回のワークショップは作業中にシートを完成させるのではなく、
記入の仕方を会得し、
会社に持ち帰って社内でのディスカッション経て完成させる、
というスタイルをとっています。
ただラフなかたちでの記入を終えた時点で、
数人がグループになり、
各自が発表をしあいました。
萩原先生は講義中、
「何のために人前で喋るのか?」
と問われたある大学教授が
「人に対して自分が何を喋るのかを自分で聴くため」
と答えた、というエピソードを紹介して下さいました。
確かに人前で発表することにより
自分の中の考えが整理されたり、
考えがより深まって事前に考えていなかったような事まで喋ってしまう、
という感覚は共感できます。
ひょっとしたら、このブログを書く、という作業も同じかもしれません。
「顧客ニーズ分析」の最終成果である「3C分析シート」の「顧客要求項目」を
グループ内で見せ合ったのですが、
営業部門担当者と技術・研究部門担当者で
記入している内容が、その視点も含めて全然違っていたのが興味深かったです。
ワークショップは次に「顧客購買プロセス分析」の説明、作業、グループ内発表へと続き、
最後に「競合分析」の説明がなされました。
「競合分析」は会社に持ち帰ってからの作業が中心になります。
顧客のニーズや購買における顧客と自社の動きといった
普段から考えてはいるが、
掘り起こして整理することがなかった事柄を
再認識することができた時間でした。
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