もうひとつの強み

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まずは、前回に引き続き、京都のお話です。
前回は、「一見さんお断り」についての一言でしたが、
今回は、京都の持つ都市ブランドについてです。

都市ブランドの代表的な町、「京都」。     
都市ブランドとは、その町が持つ、品位、品格、文化力、歴史力、なんですよね。    
京都が、ブランドとして成り立ってきているのは    
1200年の歴史に培われた豊かな文化、四季折々の美しい自然、花鳥風月。
となりますでしょうか。
これは皆さまもご存じのこと。

もうひとつ、産業から見た京都はどうでしょう?
 

京都の産業の特色は、  
長い歴史と伝統を誇る多種多様な「伝統産業」と
世界で注目される「先端技術(ハイテク)産業」が
併存していることです。
歴史ある町として、「守るものは守り」ながら、新しいライフスタイルを創造し、
提案する力があるから、世界から注目される。人がやってくる。
それが文化や技術に刺激を与え、新しい産業と生活文化を創造する力となっています。    

「伝統産業」をみると
お酒が好きなら伏見、
お茶好きなら宇治茶、京菓子
食べののが好きなら、京料理、京野菜
その他、京友禅、京染呉服、西陣織、清水焼、京仏具、京扇子、
京人形、 等々全てが京都ブランドです。  
「ハイテク産業」を見ると
京セラ、オムロン、島津製作所、堀場製作所、任天堂、ローム 等々
優良な企業が多く存在します。
「伝統」と「革新」が京都産業の特色(ブランド)です。

さて、みなさんの会社のブランドは?

中小企業なのに「ブランドなんかないよ」
いえいえ、よく社内を見てください。
気づいていないだけです。
ブランド力とは、強みのこと。
技術力、商品力といった
技術や商品そのものの強みもありますが、
中小企業の場合、
なかなか特化した技術や商品、
オンリーワンの技術を有する企業は少ないです。

でも確かに、独自の強みはあるのです。
それは形あるものではないかもしれません。

それは、社長の人脈かもしれません。
営業力かもしれません。
顧客との良好な関係・パートナーシップかもしれません。
はたまた
企業文化かもしれません。
(5Sを徹底している)
(地域に貢献している)
(従業員が活き活きと働いている)
(報償制度が充実している)
(環境に考慮している)
等々。

それがブランド
技術や商品だけではない、
「もうひとつの強み」に
注目しましょう。

何かあるはずです。
自社の強みをもう一度確認しましょう。
自社の強みの棚卸をするのです。

必ずや自社のブランドが見えてきます。

それでも見つからない?
では作りましょう。

ご興味ある方は、下記まで。

CCS-West@cec-ltd.co.jp