投稿者: keikaku 2010/11/09 17:00
しかし、覗き見防止フィルムの売上げが減少し、総額3億円の減少。
かねてより考えていた「傷が付かない携帯電話液晶画面用保護フィルム」を開発する必要に迫られていました。
ある夜、植田さんは生産委託先の社長とおでんを食べながら「こんなん、できへんかなあ・・・」と箸でこんにゃくをつつき、思い悩んでおりました。
それから1年後、社長が「植田さんできた~!」と駆け込んできたそうです。
きっかけは“こんにゃく!”思わぬところに開発のヒントがあるものですね。
テストしてみると、あら不思議。傷が付いてもまた元に戻るのです。
量産化の目処もついたころ、信用金庫の営業マンから「こんなんありますけど、やってみませんか」とすすめられたのが「経営革新計画」の申請です。
東大阪商工会議所の会員でもあったため、すぐさま会議所にサポートをお願いし、6ヶ月かかって、経営革新計画を申請し、大阪府知事の承認を得ました。
また同じ時期に、画面の傷がつきにくい他社のノートパソコンが発売されたことを受け、情報ニュース番組の「トレンドたまご」への書き込みをしたところ、功を奏して出演依頼がありました。
依頼の2日後にコンビニでおでんを購入して撮影し、即日放送。
10万個作って2万個しか売れていなかったのが、一週間で8万個の売上げとなり、めでたくV字回復しました。
植田実氏のコメント
「経営革新計画の承認のおかげで、保証協会から8000万円の特別枠をいただきました。サンクレストは経営革新でV時回復しました。挑戦されることをおすすめします。」
さて、そんなきっかけでヒット商品がうまれた同社ですが、次はどんな製品をお考えなのでしょう?と植田さんにお聞きしました。
「またおもしろい新製品考えてます!」とのことです。どんな新製品でしょうか?楽しみです!
ヒットのきっかけは意外と身近なところにあるのかも?
大阪にはこんな元気な企業がたくさんあります。これからもそんな企業を紹介して参ります。
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