投稿者: park 2011/02/14 10:00
サーモグラフィ(Thermography)または赤外線サーモグラフィ(Infrared Thermograph)は、非接触で物体表面の温度を計測する方法もしくは、計測する装置のことです。物体表面から放射される赤外線エネルギーの量を計測することにより、その物体表面の温度分布を知ることができます。
接触式温度計に比べて測定領域内の温度分布を高速(1秒以下)に測定できます。
物体には必ず温度があり、その温度に応じてエネルギーを電磁波として放出しています。特に、波長が8~13μmの遠赤外線は、-50℃~1000℃付近で他の波長に比べてエネルギー量の割合が大きく、当研究所に設置していますサーモグラフィはこの波長領域のエネルギー量を計測しています。
計測データをコンピュータ処理することにより、図のように手の表面の温度分布を温度に応じて色分けした熱画像(サーモグラフ)が得られます。画面右のチャートは温度と色の対応関係を示しています。対応関係は計測後も調整が可能です。
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