先日、知人の企画したワークショップがあり、
当社の近くにある工房へ参加してきました。
活版印刷で自分の名刺を作製することになりました。
活版印刷は話しには聞いたことがあるのですが、
自分自身、実際どのような工程で行われるのか・・・?
とても興味がありました。
まずは職人さんに活字拾いや文字組みについて、
レクチャーを受けた後、自分の名前を探してみる。
ピンセットで文字と細かなプレートとを組み換え、
途中で活字が崩れるアクシデントもありながら、
何とか名刺のレイアウトになりました。
続いて、凸版の作製工程を教えていただきました。
平面の樹脂板が工程を経る度に、
印刷の版になってゆくのは不思議です。
最終工程は活版印刷機での出力です。
小気味良いテンポとリズム・・・。

途中で職人さんが我々では到底分からないバグを
確認しながら、次々と出力していきます。
流石、職人の仕事。小さなバグも見逃しませんし、
きっちり出力できるまで試行錯誤を繰り返します。
まさにクリエイティブなお仕事だと思いました。
こういったアナログな印刷方法を知って
その生かし方を考えることこそが重要性を持つように思います。
それにしても文字をグッと押し込んだようなこのシズル感は
活版印刷の良さ・醍醐味ですね。
是非、若い世代の方には見ておいて欲しいなぁと思いました。
では、また今度。 和紙商小野商店・河手
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