ものづくり企業の社長のメッセージ品質を上げる。

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MOBIO常設展示場 出展企業対象ゼミ「思いを伝える社長の部活」、始まりました。

「思いを伝える社長の部活(略称:社長の部活)」という全5回のセミナー(6月から10月まで月1回開講)を担当させていただくことになりました。セミナー名に「部活」とあるように、学校で言えば「放課後」にあたる終業後の18時から20時までの2時間を使います。

会場はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)、対象者はMOBIOが運営する国内最大級の常設展示場(200ブース)の出展企業の希望者です。セミナー名にある「社長」は、現社長はもちろん、次期社長や将来の社長候補、社長の右腕、社長が推すホープ社員をすべて含んでいます。

いい製品やサービスであっても、その良さを相手に伝えなければ、伝わりません。でも、「伝えた」からといって「伝わっている」とは限りません。せっかく苦労して企画・開発・製造を行っても、顧客や見込み客との接点でコミュニケーションがうまくいかないとそれまでの苦労は水の泡です。ものづくり企業が自身の製品やサービスに磨きをかけるように自身が発するメッセージをいま以上にブラッシュアップしたら、きっと望ましい結果がついてくるのでは。「社長の部活」は、そんな仮説に基づいたセミナーです。

このセミナーはマーケティングの4C(Customer Value、Customer Cost、Convenience、Communication)の一つ“Communication”に重点を置いていますが、座学の講義がメインではありません。3つのワークショップ(グループワーク、ペアワーク、個人ワーク)や宿題、個別相談(家庭訪問ならぬ企業訪問)を通じて、社長発のメッセージ品質を上げ、それによって社業発展をはじめとする受講者の理想実現に貢献することを目的としています。ワークショップは、広告づくりをベースとしたもので、ブレーンストーミング(略称:ブレスト)と呼ばれるアイデアラッシュやサムネイルと呼ばれる小さなアイデアスケッチとキャッチフレーズの作成など。広告制作の疑似体験をしていただく過程で、できるだけ多くの気づきを得ていただくことを狙いとしています。最終回は、成果発表としてMOBIOでの公開プレゼンテーションを予定。コミュニケーションの向上といっても「話し方」や「発声法」を練習してきたわけではないので、「目の付け所」や「切り口」といったところをプレゼンの観衆の皆さんに評価していただき、それを実際のビジネスの現場で生かす糧とします。

受講者である社長同士がクラブ活動の仲間のように、互いに和気あいあいと切磋琢磨しながら気づきを与え合える関係になることを願っています。

MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の紹介:
クリエイション・コア東大阪内にある「府内ものづくり企業の総合支援拠点」で、大阪府商工労働部中小企業支援室ものづくり支援課 、公益財団法人大阪産業局、株式会社コンベンションリンケージが運営している施設です。国内最大級の常設展示場の運営をはじめ、ビジネスマッチング、販路開拓、産学連携相談、知的財産活用、セミナー開催など総合的な支援を行っています。