第7回 後継塾

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昨年の9月から「後継塾」なる勉強会に参加させていただいています。
これは普段お世話になっている公認会計士の事務所が音頭を取ってスタートさせた勉強会です。
「後継塾」という名称のとおり私のような後継ぎの経営者や将来の後継ぎ候補はもちろんのこと、
ご自分で創業された若手経営者も多数参加しています。
7月6日(金)の午後5時から第7回の後継塾が開催されました。

第一部はべっぴん社労士・礒田先生による講義「残業の定義 誤解してないですか?」

ここで問題。次の3つはいわゆる「労働時間」に該当する?

①昼休み中の来客当番
②深夜勤務の仮眠時間
③会社の許可を得ていない労働者の自発的な残業

「労働時間」とは「会社の指揮・命令下にあって、労働を提供している時間」のこと。
ただ直接的に「労働」していなくても会社の管理下にあって行動が制限される時間は
「労働時間」と見なされるらしいです。

以上を踏まえてまず①は、労働時間に該当します。

次に②は、仮眠する場所を決められていて、何かあったときの対応を求められる場合、
労働時間に該当するそうです。

そして③は、労働者が残業をしていることを会社側が認識していて、それを黙認している場合、
労働時間に該当することがあるそうです。

では「残業」とは?

所定労働時間(=会社が法定労働時間内で定める労働時間)を超えて働くことを指します。

特に中小企業の場合、長年の信頼関係や情が優先して労務問題がなぁなぁになりがちですが、
トラブルに発展した場合、会社側・労働者側双方が不幸になります。
そのためにも正しい知識に基づいた対応が大切だとあらためて認識しました。


第二部は(株)アークスリーインターナショナル創業者 大濱啓二さんの講演。
年商200億円を超える旅行会社を一代で築き上げた方の体験発表に興味津々。
事前のイメージでは失礼ながら押しとアクの強いいかにも“創業社長”みたいな方を想像していただけに
実際にお会いして、そのソフトなお人柄にびっくり。

大濱さんが我々若手経営者に向けて伝えたい特に大切なものとは、“運”と“縁”と“恩”とのこと。

「自分は大したことない人間だが、本当に“運”がよかったし、人との“縁”に恵まれてここまでやってこれた。
そしてこれからは、これまで受けてきた“恩”をいろんなカタチで返していきたい」

今回の講演を引き受けて下さったのも“恩返し”の一環だそうです。
もちろんこれまで大変な努力を重ねてこられたと思いますが、
それを大っぴらに語らないそのお人柄が“運”と“縁”を引き寄せたのだろうと納得。
やっぱり「謙虚さ」ってものすごく大事ですね。

講演の様子




過去の後継塾の活動の様子はこちら。

レッツ総合事務所HP(活動報告):http://www.netfirm.co.jp/info/