中小企業にとって経営革新とは・・・

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みなさんこんにちは

一気に寒くなり、冬らしくなりましたね。

大阪府経営支援課 経営革新計画担当の飯田です。

今回は、株式会社共伸技研の加藤社長様が
経営革新計画出張相談窓口(MOBIO)にご来所いただきましたので、
経営革新計画についてお話をお伺いしました!

 ㈱共伸技研は、昭和57年設立で特注の工業用ブラシの製造・販売などを手掛けてきた企業です。

平成18年に工程管理システムを構築し、
【「物の見える化」「情報の見える化」を行い、『最適化工場』を実現する】
という計画で、経営革新計画の承認を受けられました。
そして、計画期間が満了し、今回2度目の経営革新計画を策定されるということで、

㈱共伸技研にとって「経営革新計画とは!?」ということをお聞きしました。

まず、前回計画の達成状況はどうでしたか・・・・

加藤社長のコメント

一言でいえば、トータル的に業績アップ。リーマンショック直前と比べると現在は70%の売上高ですが、黒字を確保し、雇用も維持しております。経営革新計画を策定し、実行していたオカゲです。システムの見直しについては、当初の計画を見直す必要も生じたが課題をクリアし、結果的にリードタイムが短縮した。計画に沿って、社内の『流れ』がよくなった。


これを社長様は社内で『儲けるウデがあがった!』と表現されているそうです♪

 



なぜ、2回目の経営革新計画に取り組もうとお考えられたのですか・・・・

加藤社長のコメント

「簡単に言うと、前回計画で会社の革新が進んだ。実際、承認後計画をそれほど見ることはないが、年に1度程度見直し、結果的に4年前に目標としていた『カタチ』ができていた。」

「そして今回、社内課題もあり、商工会議所からのアドバイスもあって経営革新計画の2度目の検討をしている」

                     


ずばり、社長にとって経営革新計画とは・・・・

加藤社長のコメント

「行政の使い方を知った(笑)。計画の策定方法などいろいろアドバイスしてもらえ、会社で勝手に策定する計画ではなく、外部審査をタダで受けさせてもらった」

「作成作業や承認までは、しんどかったけど“生みの苦しみ”で、その後の会社の『道しるべ』となった」

 

社長は、今では経営革新計画の申請様式を、社内版に改良され中期計画をたてておられるそうです。

 



大阪には、ほんとに元気な中小企業が、そして元気な社長様がたくさんおられます。

経営革新が、そのような『がんばる中小企業』の更なる躍進につながる1つのキッカケになればと思います。

 

最後に、㈱共伸技研の商品が拝見できる工業用ブラシ写真集ブログを
紹介させていただきます。
blog.goo.ne.jp/brush-v/

社長曰く世界一写真数が多く『美』にこだわった写真を掲載しているとの事で、このブログ内に4点だけ貼り付けさせていただきましたが、みなさん、いかがですか? 

素人の私には、「これが工業用ブラシ!?」と触れたくなる、こだわりの逸品ばかりです。