オーバースライダー型用シャッターバネ解決編

 ガレージのスライドシャッター用のバネが数回の開け閉めで
効かなくなるとのご相談を受けました。

1、)先ず現状のバネの要素項目、バネの動作範囲、動作行動等を
ご連絡を頂き設計検討してところコイルボディ部でも応力が
オーバーしていました。

2、)シャッタの開閉時にバネに斜めに引張られるので
フック部にネジリ荷重が働いていていることが
わかりました。

1、)への対応は
応力を下げる為にコイル外径の許容範囲を策定し次に
荷重確保する為に線径を選定して、引張り力の強いピアノ線B種に決め
荷重が弱いので初張力をアップさせる制作方法を取りました。

2、)への対応は
通常の逆丸フックでは荷重オーバー丸フックでも
斜めへの引張り力ど応力への疑問が残るので、絞込みフックで
対応しました。

絞込みの距離が無いので均一に絞るのが難しく
材料自体が持つ剛性でフック部の曲げ加工に
曲げ跡等が残らないようにするに気をつけて
製作しました。

SWPBΦ7×外径67×Na65×自由長(612)
初張力:7.7kg
バネ定数:0.17kgf/mm
荷重:1070→90kg

SWPBΦ7×外径65×有68.5×自由長(612)絞込みフックバネ

フック部

SWPBΦ7_絞り込むフック部

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