フェラーリをデザインした男が語る「日本のモノづくり」

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6月23日にの「カンブリア宮殿」(テレビ東京)で、今私が最も注目している奥山清行氏が出演されいていました。
内容は、以下のようなものでした。

・デザイナーは単なるスタイリストではなく、トータルでプロジュースすること。
・普段からアイデアを形にしておく。会議では、すぐにアイデアは出せない。
・「モノを作る」ことは、環境を破壊すること。
破壊した以上の価値がなければ、基本的にモノを作ってはいけない。
・商品を信頼してもらうためには、自信いうものを確固たる形で示さないといけない。
かなり強気で高飛車で強引に出したものは、それだけに作り手の自信が感じられる。
それが客に伝わって、ブランドの価値を生み出す大きな要素になる。
・イタリアは、99.8%が中小企業。下請けにならない。
付加価値を付けたもので勝負。海外の規格に対応し、世界で勝負をする。
直接海外へ出ていくことで、市場からインプットうあフィードバックが直接得られるので、  「何が売れて、何が売れないのか?」「どこが良くて、どこが悪かったか?」がわかる。
そこで、どんどん新しいモノに挑戦していける。
・ところが、日本の中小企業は殆どが大企業の傘下に入れられて、大企業の購買担当者とだけやり取りしている。
そうすると、見積もりを三つとって、一番安いモノを選っていう中では、新しい技術とか新しいことにチャレンジすることがなくなってくる。
作っている人々も、やり甲斐がない。
だから、職人が育っていかないというのが一番大きな違い。
・デザイナーは、組織の中で「敵」を作っていないとダメ。
仲良しの仲間だけでは、良いものは生まれない。
・真似の出来ない諾時の商品を作れ!
・高い付加価値の製品で、新しい市場を開拓する。
・東京にこだわらず、世界で売る。
自分達の価値を適正に評価してくれるところであれば、東京でなくてもいい。
世界のトップ・ステージへ出ていって、直接売る。
・日本では、「補助金」という”コルセット”がある。
しかし、3年以上続けてはいけない。コルセットは、治ってくると外さないとダメ。
でも、コルセットは着ける時よりも、外す時の方が難しい。
・一番いい学校は、「職場」。職場で、人を育てていくことが大切。
・「ナマズ」として、外の目を持ってきて、ビジネスを起こしたり、仕組みを作ったりするのが、実は一番デザインをしていて楽しいこと。

先日の京都での奥山氏のお話を聞いて、益々彼の”姿勢”に共感し、少しでも自分の中に取り入れていきたいですね。


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