凡十郎オフィース

12月の照明・イルミネーション展示のご案内(大阪・沖縄の3会場)

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お世話になっております。凡十郎です。12月に大阪と沖縄の3会場で照明・イルミネーションが展示される事になりました。感謝します。お近くにお寄りの節は、是非お立ち寄り下さい。m(_!_)m 凡十郎 (今作業に追われています…)


御堂筋イルミネーションに作品が展示されます。
◇期間:2010年12月11日~2011年1月16日17~23時
◇会場:odona淀屋橋前
◇住所:大阪府大阪市中央区今橋4丁目1−1(御堂筋沿い西側)
◇作品:LEDイルミネーションデザイン作品
◇主催:大阪府(
御堂筋イルミネーション公式サイト
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ウージ染め・コラボ照明アート作品が沖縄で展示されます。
◇期間:2010年12月1日~2011年1月10日 9:00~18:00(休月・祝後)
◇会場:道の駅「豊崎」(沖縄)
◇住所:沖縄県豊見城市豊崎3-39 道の駅「豊崎」 
◇作品:ウージ染めx凡十郎 コラボ照明 「
ウージウージ
◇主催:アトリエち~ぱっぱ
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琉球びんがた組合展に、コラボ照明アート作品が展示されます。
◇期間:2010年12月2日~5日10:00~18:00
◇会場:てんぶす那覇「琉球びんがた組合展」(沖縄)
◇住所:沖縄県那覇市牧志3丁目2-10 (国際通り沿い)

◇作品:りゅうきゅう紅型x凡十郎 LEDコラボ照明「小紋千州
◇主催:琉球びんがた協同組合
アクセス MAP



※詳しくは凡十郎オフィースまでお問い合わせ下さい。
問合せメールフォーム

御堂筋イルミネーション製作スタート!

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御堂筋イルミネーション撮影スポット”ラブラブ大阪”です!オドナ淀屋橋前で展示を予定しています。ラブゲームもありますので皆さんのお越し下をお待ちしていま~す。
展示期間
2010年12月11日~2011年1月16日 17時~23時


展示場所
大阪府大阪市中央区今橋4-1-1オドナ淀屋橋ビル前

yahoo! MAP

ボランティアスタッフ募集中!
展示イベント及びインターネット協力スタッフ募集

携帯サイト(仮)
http://katy.jp/love2osaka/


公式サイト(只今製作中:12月1日からスタート)
http://lovelove-osaka.com

大阪府庁都市魅力課公式サイト
http://www.pref.osaka.jp/toshimiryoku/illumi/

イベント予定企画中
クリスマス、ニューイヤー、バレンタイン(HPにて公開)

プレゼント企画
クリスマス、ニューイヤー、バレンタイン(HPにて公開)



プロジェクト名:凡十郎イルミネーション
プロジェクト設立:2010年9月21日
事業内容:御堂筋イルミネーション撮影スポット
協力会社:園田製作所、シオン電気、ウオルディズ、他
代表名:凡十郎オフィス 凡十郎
専用メールアドレス:evolevol_akaso@yahoo.co.jp

「モータースポーツ事情」産業源・パリダカ編

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25年間携わったモータースポーツは私のデザインの基盤です。


パリダカールは産業の源
ラリーシーンで有名なパリダカールラリー。私は色々な面で関わって来ました。
1978年フランス人の歯医者の息子であった
ティエリー・サビーヌは大冒険ラリーツアー「私にできるのは、“冒険の扉”を示すこと。扉の向こうには、危険が待っている。扉を開くのは君だ。望むなら連れて行こう」という名台詞と共に開催しました。友人達とのデザート(砂漠)での遊びが、やがて多くの冒険好きを引き付け、やがてそれが世界中の大手企業を巻き込み巨大化するとはサビーヌも最初は考えてはいなかったでしょう。1986年に競技中ヘリコプター墜落事故により死去。その後、父親は歯科医を辞めTSOを設立して運営に取り組みます。

1994年からは、ツールドフランスも主催するASOがサビーヌの親友”オリオール”を迎えて運営されます。当初ラリーはパリをスタートし地中海を渡り、アフリカのセネガル国の西海岸ダカールを目指しました。期間は15日、走行距離12000kmという創造を絶した、正に生死を賭けた冒険レースだったのです。戦火の中や、各国への支援金やイベントを提供しながら数カ国を走るという、政治的な関わりをパリ・ダカールラリーは抱えていました。難所はサハラ砂漠、サビーヌが無くなったモーリタニアの砂丘や、戦争中の兵士とのトラブルが最大の難関でした。2008年様々な問題を抱えラリーは中止され、2009年からは舞台が南米のアルゼンチンに移ります。


オフロードカーブームと走る実験場
レースは走る実験場と言われ、また注目度の高いレースに世界中のカーメーカが挙って参戦してきました。ヨーロッパの車メーカーの独壇場だったこのレースに三菱自動車のレース部門ラリアートが参戦、WRCを含むオフロードレース中心に毎年100億の予算をつぎ込み、4WDファミリーカーの代名詞となった「パジェロ」を投入します。しかし、優勝を狙うワークスマシーンは、デザインこそ似せてあっても一般車両は全く異なり、エキゾーストから出る爆音とアフターファイアーは、正にオフロードを走るF1そのものでした。(三菱自動車の企画の方に見せてもらいました)また、日本のトラックメーカー日野自動車がカミオン部門に参戦、昨年カミオン部門最多出場で菅原氏と共に表彰されています。(菅原氏は温厚で優しい心の冒険家です)




バイク1台1億円
パリダカールラリーは主催者サビーヌと親友のオリオールやヌブー達がオフロードバイクで始めたレースです。世界一過酷といわれるこのレースに、世界中のバイクメーカーが参戦、日本のホンダやヤマハもワークス参戦し、市販車にもやがてビックオフローダーといわれるカテゴリーが生まれます。ファクトリーマシンは1台1億円といわれ、各メーカーはチームを組み砂漠での開発に取り組みました。世界のオフロードライダーは、パリダカールに参加する事を夢見るようになりました。私もその一人です。。(友人のトシ西山氏が参戦)



倒産の危機を救う
スポーツカーで有名なポルシェは959をパリダカールラリーに投入。スポーツカーがオフロードで勝てるのかという疑問を持ったのは、私だけでは無かったと思いますが、実はポルシェはオフロードのベース車としてはプラーベートチームが世界中の様々なレースで数多く採用していたのです。特に水平対抗エンジンがオフロードに強いということです。あのSUVブームの火付け役となった「カイエン」は、当時ポルシェが倒産の危機を救ったラッキーカー。ポルシェのオフロード市販車部門への参入という意外性と、男性的で迫力のあるデザインがユーザーに受けた背景には、パリダカールへの参戦で開発したフルタイム4WD機能、耐久性の強いエンジンや車体の開発力が役立ったんですね。
 

パリダカの足はフランス製?
パリダカールに関わり、商品開発を行ったのは二輪、4輪メーカーだけではありません。レースに最も必要とされる部品があります。そう!タイヤです。それまでオフロードタイヤは数多く開発されてきましたが、ラリー専用のタイヤには、過酷な条件に対応する様々な機能、性能が必要でした。ミシュランの開発した、ラリー専用タイヤ「ロングディスタンス」は正に長距離のオフロードを走破するために開発されました。そのためにミシュランは原料を取るための専用のゴムの木を開発し、育てていたのです。タイヤは二輪、4輪用があり、実際私もメキシコのbaja1000で使用。新品のタイヤにはビードというタイヤ材の注入口の型が表面に7~8mm残っているのですが、過酷な荒地を500km走破してもタイヤのブロック角どころか、小さなビードも4mm程度残っていて、その性能や機能の素晴らしさに驚いてしまいました。日本の輸入発売元である岡本理研ゴムも知らない事実です。

web資料から抜粋
ノンパンクタイヤ
また、今注目されている自転車用のノンパンクタイヤの発案も、元々はミシュランですね。タイヤは丈夫でも鋭利な岩や金属、木の破片などに激しく打ち付けたると、タイヤは簡単にパンクしてしまいます。ミシュランはチューブに発泡ゴムを採用。ムースチューブ「ビブ・ムース」を開発。釘や刃物を刺しても絶対パンクすることはありません。しかし高速(140km以上)のストレスが長時間熱が加わると溶けたり、表面の皮が裂けると、バラバラになってしまうという難点がありましたが、現在はジェル素材の採用等でその問題も解決されてきているようです。

フランスの冒険好きな青年が友人と遊び心で始めた冒険レース"パリダカールラリーは、世界中の様々な製品(特に乗り物部門)に影響を与えました。また、世界的な冒険レースの存在が、レースを主催するオーガナイザーや資本家達がシルクロードラリーやファラオラリー、インカラリー、オーストラリアサファリ等を次々と主催し、追従して来ました。日本のオーガナイザーにyラリーレイドモンゴルやロシアラリーなどが主催され、冒険家達が世界中の大自然に挑戦し格闘して来ました。

エピソード
パリダカールに参戦する日本チームに、ミシュランのラリータイヤ「ロングディスタンス」を当社から送った事があります。そのタイヤは日本の輸入発売元である岡本理研ゴムに権利が無かったので、国内では手に入らず、わざわざアメリカから運んでもらったものを送ったのです。製品はフランス製ですからタイヤ1本が地球を1週したんですね。そんな、貴重な商品や企画、デザインに私も、また再び関わってみたいです!

凡十郎はオフロードバイク初の
プロジェクターヘッドランプダイクロハロゲンヘッドランプの商品開発、レースのスポンサード企画書の製作やロゴも行って来ました。その記事は次回のブログに書き込みたいと思います。ご清聴ありがとうございました。m(_!_)m 凡十郎

40歳になったらパリダカに出るんだと真剣に考えてました。

「モータースポーツ事情」レーシンググリーン編

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25年間携わったモータースポーツは私のデザインの基盤です。


天満橋の版下屋さんでデザインをしていた時、カー雑誌の広告デザインの仕事を受け、評判がよかったので依頼先の広告代理店に引き抜かれました。その会社は、日本で始めてのモータースポーツ専門の広告代理店で、バイクや車が好きな私には天国のような毎日でした。
あれから30年、今はモータースポーツから離れてしまいましたがTVでF1を見る度に当時の事を思い出します。F1で活躍してきた日本人ドライバーは中嶋 悟、鈴木 亜久理、赤木 軍馬、井上 隆智穂、片山 右京、中野 信治、高木 虎之助、佐藤 琢磨、中嶋 一貫…。今、小林 可夢偉が活躍していますね。



レースごとに400万…
フォーミュラー1といえば、イギリスのF3が登竜門であるというのは知られています。日本でもFJ~F4に昇格し、イギリスのF3を目指す若者が沢山います。しかし経費がハンパではありません。F4でも1レースに400万円もかかるんですね。その為の経費集めがかなり大変で、私も実際スポンサー集めのお手伝いをした事があります。若いレーサーが毎レースごとに半分の200万円集めていました。年間4~5レースもあれば1,000万は必要。。それ程までにしてフォーミュラーに乗りたいのか?本人は本気で、彼らの目指すのはイギリスのF3。そこまで行かないと目的が達成出来ないと言うのです。勿論チームサポートはありますが、チームでも1番でないと全額は負担してくれないそうです。



F1ドライバーは天才の中の天才!
F1に参戦するには、イギリスのF3でチャンピオンにならないとチャンスが無いそうです。F1は天才の中の天才達が競い合うレースなんですね。私の好きなドライバーはF1界のタイガーウッズ?「ルイス・ハミルトン」、その前は「F1の荒法師」 ナイジェル・マンセル 、高校時代1968年はグラハム・ヒル。。そうイギリス人ドライバーが好みです。時にはジェントルに、時には熱く!アグレッシブな走りを見せてくれるのが、イギリス人ドライバーの特徴ですね。



ロータス・グリーンはモータースポーツの象徴
ロータス・グリーンは、別名レーシンググリーンといわれるほど、レーシングカーの象徴的な色です。今、飛ぶ鳥を落とす勢いで進化しているアストンマーチンも、モータースポーツ大国であった英国魂の象徴としてレーシンググリーンを採用しています。



当社もレーシンググリーンを採用したロゴをデザインした事があります。HR、なつかし~!
またレーシングチームの仕事をしたくなりました。 凡十郎デザインワークはこちらへ

「カルチャー・ショック」交通事情EURO 編!

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国内外の文化から受けた「カルチャーショック」が、私のデザインに大きな影響を与えてくれたのです。

アウトバーンが速度制限が無いと信じている人いますか~?

速度制限!
車のスピード制限や、交通事情も各国の文化の違いが出ますよね。詳しい現状は調べてませんけど、アウトバーンの速度制限は150km/hと聞いてます。平均130~140km/hが平均でしょう。しかし、雨が降ると途端に90kmに落ちてしまいます。さらに、追い越し車線ではなく走行車線で安全走行するのがEUROの良いところです。極めて安全重視なんですね。

「速度制限が無くていいな」と言いながら、日本の高速でも結構飛ばしてますよ。僕は大体140km/hだと調子良く走れます。。リズムがあるから120~140km/hの間ですかね。速度違反のカメラも、追い越し車線に向けて140km/hにシャッターが反応すると聞いてます。安全運転をする人は高速でも90km/hで走っていますね。

昔、あるポルシェグループが、毎夜数台で大阪の堺から名古屋市内まで1時間で走ったとか。僕もバイクで大阪市内から宇治間を下道で45分で走った記録があります。(分かりずらい?)つまらない自慢話はこの辺にして…

おばあちゃんも飛び出さない
EURO(ドイツ圏)の車はどんな田舎道でも100km以上で飛ばしています。信号が極端に少ないからか遠慮はしていません。「側道からおばあちゃんが飛び出してきたらどうするねん」と心配しましたが、誰も飛び出さない。子供や年寄りも、車が通り過ぎるまで絶対道を横切らない。2週間車生活をしましたが、一度も飛び出る車や人を見たことがありませんでした。これが安全対策なんですね。徹底していました。



信号器や警察がいなくても安全!

EUROの車事情で受けた「カルチャー・ショック」は実は徹底した安全対策でした。信号器が無くても、警察がネズミ捕りしていなくても、住民が安全対策を心得ている!日本の車社会は50年、EUROは100年と言われます。高速道路から一般道まで日本の道路事情は格段に向上している反面、違反点数や罰金、信号の数で事故や違反者をコントロールしようとしています。EUROとの成熟度の違いを強く感じますね。

 




↑イタリア、オーストリー、スイス周辺のアルプス道

エピソード
オーストリーのマッティンフォーヘンからザルツブルグに国道で向かう途中、信号も無いのに前車が数台停止しました。何があったのかと車を降りて見ると、あひるの親子がのんびり道路を横断していたんです。車のおじさんもバイクの若者も、クラクションひとつ鳴らさずに、あひるの親子が道を渡りきるまでじっと待っていました。スピードを出すときは出しても、弱いものを最優先する…EURO人の交通安全の意識は「心のゆとりにあるんだな」と感じました。

後期:時速90kmと140kmに壁がある!
アメリカ、EURO、日本でも、道路整備の差が無くなってきました。車の性能も大差無くなって来たので、走行速度の差も無いように思います。実は私は時速90kmと140kmに壁があると感じています。空気抵抗を肌で感じるバイクでも安定するスピードは90km、それ以上になると空気抵抗が明らかに違ってきます。130km/位までは同じ感覚ですね。しかし140km/hになるとさらに抵抗が大きくなる。世界中が皆、大体同じような速度で走っているのは、実は空気抵抗のせいではないかと思います。誰か科学的に実証してくれる人いませんか?
←FZR250の撮影シーン:ライダーは私

「カルチャー・ショック」人生の最後は西海岸!編

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国内外の文化から受けた「カルチャーショック」が、私のデザインに大きな影響を与えてくれたのです。

ロスは広いな、大きいな~。撮影穴場がいっぱいありましたね~。。

ロスは2度行きました。一度はメキシコ入りするため、二度目はラスベガスのイベントの帰りに。。どちらともついでに行った感じです。二度目の時ロスで、つ・い・で・にカタログ用の写真撮影をする事になり、何と?カメラマンになったのは私でした。。
スポンサー3名、代理店から2名コーディネーター1名と…おっさん達5名を引き連れて「みんな他に行く所あるやろう」と思いながら、なんと3日間の団体ロケを慣行。ところが、、ロスは広いな大きいな。。撮影穴場がいっぱいありましたね~。。綺麗かったな~。

LAと言えば西海岸
サンタモニカにベニスビーチ、ロングビーチ等など、サンタモニカの南部に素敵な町並みが…小さなビーチから徒歩3分…と広告を出せば飛びつくような可愛らしい家が並んでいました。


前の橋は入り江に掛かっていて、裏側にはヨットハーバーがあります。ハーバーの隅にはウォーターハウスが浮かんでいました。皆んな海が好きなんだな~。。ここはマリーナ・デル・レイ。


好きといえばアメリカは車社会、選んだカーグラフィックもいささかオールディーズ風。クライスラー、フィアレディー、ベンツ、キャディラック、、何でも風景に合うってのも、さすがロス。ロケは、ビバリーヒルズ~メルローズ周辺へ。


ビーチはあるけど、ロスに崖はないんだろうか?…ありました。。刑事が犯人を追い詰めるって~感じではないですけど、これも雰囲気があるでしょう。「た・そ・が・れ」って感じです。この辺はトーランスかな?(ポジ複写が下手ですいません。伝わりませんか?…)


そしてさらに南下して、「ガラスの教会」を見つけました…。セキュリティーがハンパじゃないのと、夕暮れで森の中という事もあり、綺麗に撮影できませんでしたが。クリスチャンとして「ガラスの教会」は憧れです。将来、海の見える丘の上に建てたいな~!構造全体が木枠で、透明なガラスがはめ込んであり、森と同調しています。。場所が都会だったらミラーガラスになってしまうかも…。(日本的な発想?)



人生の最後は西海岸
内陸に住むアメリカ人が、海に憧れて西海岸を目指す。そんな映画がいくつもありました。人生の最後は西海岸に住みたい。と思うのでしょうか?ここからさらに200km南下するとサンディエゴ。さらに大人なお年寄りが住む町だと聞きました。

誰にも「人生が終わる前に、終わらせておきたい夢」がある。あまり知られていないロスの風景は、大人の”カルチャー・テイスト”に溢れていました。”LAは若者の町”というのは単なるイメージにしか過ぎませんね。

「老後は、美しい瀬戸内海が一望できる、丘の上に家を建てて住みたいな~」凡十郎

「カルチャー・ショック」な~んにもないメキシコ編。

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国内外の文化から受けた「カルチャーショック」が、私のデザインに大きな影響を与えてくれたのです。

何も無さ過ぎでカルチャ~ショックを受けたのは、メキシコのバハ半島でしたね~。

これもかなり前の事で申し訳ないですけど、バハ半島は今も変わっていないと思います。1989年11月ロスアンゼルスのドイツ系アメリカ人B・サルツマンのファクトリーSHOPにに集結。押しかけたチーム員は9人。その内ライダーは4名、用意したマシンも4台。ロスで仕度を済ませ3日後にはメキシコへ出発しました。

大阪のたこ焼き屋ほどある”Bajaのタコス屋”
ロスから500km南下すると、メキシコの国境。さらに200km南下するとエンセナダという港町に着きました。ここが2日後にレースが行われる町です。すでに暗くなっていた町で営業していたのは、お待ちかねの”タコス屋”だけ。しかも2軒並んでいて、お互いの店をケナシあっていました。まるで道頓堀の”〇〇たこ”みたい!

初めて食べたタコスは味が薄く、とても旨いとは言えないものでした。”タコス屋”はどんな田舎にもあつて、本当に大阪のたこ焼屋と同じです。ビーフorポーク味がポピュラーで中でもアボガド入りが旨い。。トルティアに刻んだレタスをのっけて…パクリ!濃いコーヒーと付け合せに生ラディッシュが田舎スタイル。



((チンサム))橋のない川
エンセナダは大阪で言えば富田林位の規模でしょうか。雨季以外は雨が降らないので、町の乾いた川に橋はほとんど無く、道路は川の形に凹んでいました。郊外の道の川部分も凹んでいて140km/hで走るとウオータースライダーみたいなスリル感があって楽しい!そう、チンサム感ねっ!



何もないのも文化?
バハ半島の殆どは大自然。木もなく、あるのはサボテンと裸の山。以外と富士山より高い山が多く。冬には雪も積もります。集落は50kmごとにあって、民家は10~20ケン程度。牧場を経営している農家が多い。baja1000マイルレースはこの牧場を繋ぐ道を走ります。↑写真はドライレイクを抜ける国道。車の無い人は10ガロンの水を持って歩いて移動します。道の周りは荒野。砂はパウダー状でカメラにも入り込んできます。(ライダーは私)


硬い道の上に積もった柔らかい砂に、何度もタイヤを取られて転倒しました。広い道では100km/h以上出せるので、楽しくなってつい飛ばし過ぎ、テストラン中に何台もオーバーヒートしてスタックしました。その都度、地元のメキシカンやアメリカのファミリーに助けられます。時には重いライトを外したまま走ってしまい、暗くなって灯り無しでスタックしたバイクをバイクで牽引した事もありました。自然を甘く見ていた都会育ちの我々と、地元の人達との生活文化の違い、たくましさの違いを感じました。

苦く楽しい経験から生まれたデザイン
このメキシコバハ半島の苦く楽しい経験から、バイク初のプロジェクターヘッドランプダイクロハロゲンヘッドランプ。そして今デザインしているインテリア照明が生まれました。


大人な子供たち
人間的な文化の違いを感じたのは、ダッヂ(アメ車)で彼女を家まで送って見せてくれた小学生の男の子と、スタンガンを自慢して見せてくれた、これもホテル雇われた10歳くらいの子供でした。その大人に認められたいという思いを持つ、子供達の環境や文化の違いと力強さを感じましたね。

何もないと思ってた、メキシコ・バハ半島。そこには創造を絶する大自然と、力強く生き抜く人々の存在がありました。文化・カルチャーは何も有名な建築物や産業だけで無く、人々の心の中にもあるんですね。。
凡十郎

「カルチャー・ショック」知らんかった…沖縄編!

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知らんかった…沖縄!
沖縄本島には4回行きました。最初は7年前当時運営していたサポート高校の研修でした。研修目的地と観光地しか訪問しなかったのでよく分からなかったのですが、2度目は半年間滞在したので島内の殆どを見る事が出来ました。そこで思った事は、沖縄のエネルギーでしたね。海と古民家のイメージしか無かった私は、ニューヨークに次ぐ強いカルチャショックを感じました。
★一つは、沖縄は都会である事。那覇を中心に、浦添市、宜野湾市、沖縄市、西原市などが隣接していてR58やR330を移動しても街並が途切れない。那覇市にはモノレールが走っている。

★二つ目に、沖縄人のエネルギー。。産業開発がハンパではない。特に女性がエネルギッシュで、5年来親交を深めている”ウージ染め”の開発者である”真境名”さんは沖縄の女性の仕事を増やすために”ウージ染め”を考えたそうで、行動力、判断力が素晴らしかったです。また琉球びんがたの理事長をはじめ、染めに関わっている方々のエネルギーは力強いです。男性も同様一見大人しそうでも、芯があり、島人魂を感じる人ばかりです。
★三つ目は米軍基地。本島領土の三分の一を占める米軍基地は日本一の規模。どこに行っても基地がある感じで、有刺鉄線の向こうはアメリカ。2回基地内に入りましたが日本語を使っちゃダメって感じで、とても国内とは思えません。毎夕、嘉手納のR58の上を横切る戦闘機や、普天間に降りるジャンボサイズの米軍輸送機を見ていると、沖縄と米軍基地の問題をダイレクトに感じさせます。

さらに注目される沖縄
2005年二度目の滞在で思ったことがもう一つ、5年後には”沖縄はさらに注目される”という事。それは米軍基地問題、沖縄の産業や観光だけでは無いこと。沖縄人:島人の”強さ、優しさ、前向きな姿勢”が注目されて、益々沖縄が活性化するだろう!という私の予測は、5年後2010年の今、どうやら外れていなかったよに思います。。 日本には6,852もの島がありますが、沖縄はその中でも一番カルチャーが際立っている場所と思います。

沖縄で琉球びんがたウージ染め、コラボ照明アート作品が展示されます。↓

https://bmb.oidc.jp/article.php/2010101112363661

「凡十郎コラボ照明」沖縄展示のご案内!

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凡十郎コラボ照明”琉球びんがた”と”ウージ染め”作品の沖縄展示が決まりました!

琉球びんがた組合展に、コラボ照明アート作品が展示されます。

◇期間:2010年12月2日~5日(てんぶす那覇調べ)
◇会場:てんぶす那覇「琉球びんがた組合展」(沖縄)
◇住所:沖縄県那覇市牧志3丁目2-10 (国際通り沿い)

◇作品:りゅうきゅう紅型x凡十郎 コラボ照明

アクセス MAP
◇主催:琉球びんがた協同組合

ウージ染め・コラボ照明アート作品が沖縄で展示されます。


◇期間:2010年12月1日~末日
◇会場:道の駅「豊崎」(沖縄)
◇住所:沖縄県豊見城市豊崎3-39 道の駅「豊崎」 
MAP

◇作品:ウージ染めx凡十郎 コラボ照明 「ウージウージ」
◇主催:アトリエち~ぱっぱ

※詳しくは凡十郎オフィースまでお問い合わせ下さい。
問合せメールフォーム

「カルチャー・ショック」ニューヨーク編

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ワークデスクの下を整理していたら、ユーヨークロケのポジフイルムが出てきた…二ューヨークは、私の人生で一番カルチャーショックを受けた場所です。。


キャミワンピーにジョッパーズブーツ?
皆さんこのお洒落な女性の写真は何時のものだと思いますか?キャミソールワンピース、しかもキュロット。足元には黒のローヒール・ジョツパーズブーツ!今流行のファッションですよね。車や他の人の服装が古いので、判ると思いますが、実は1992年18年も前の写真なんです。

20年近くも停滞している「アメカジ文化」

18年前、ある画集の撮影で大阪芸大の先輩と組んで儲けたので、ニューヨークに撮影ロケに行こうと言う事になり8日間のツアーを組んで飛びました。仕事を残したままでホテルでイラストを描き、まだノートPCが普及していなかったのでFAXで日本とやりとりしてましたね。二ューヨークロケは陸(歩き)、海(船)、空(ヘリ)で刊行。先輩は特殊フィルターで、私はノーマルレンズで撮影して回りました。

セントラルパーク、ソーホ、5番街、ツインタワー、自由の女神、ブルックリン。。同じUSAでも穏やかなLAとは違い、目まぐるしい活気と、これぞアメリカ!という濃いカルチャーを感じましたね。街も人も天候でさえ、アメリカの劇画そのものだ…と思いました。
特にこの時期は、ヒッホップ文化の成長期で、あちらこちらのレンガ塀には「ゲンコツ文字」の落書があり、高級ブテックを追い出された黒人の青年がラップ口調で警備員に文句を言っていたのが印象的でした。前記のキャミワンピにジョッパーズブーツの女の子と同様に、今でも日本には「ヒップホップ文化」を中心とする「アメカジ文化」が停滞しています。

何故「アメカジ文化」が飽きられずにいるのか?おそらくそれは日本や世界の長期的な経済の低迷にも関係していると思いますね。ヒップホップはアメリカのカラード(異色人種)、特に黒人が中心となった文化で「ラッパーのシャネルのサングラスに、太い金のネックレス、ごつい指輪」などの金の無い若者が一品豪華主義で着飾るスタイルは、いかにも成り上がり的なファッションです。もうそんなスタイルも少し古く感じますが…ファーやノルデック柄、フォークロアが流行っていても「ティンバーランドのブーツやウエスタンスタイル」が流行アイテムから外れてないのは「アメカジ文化」がグローバルテイストを取り込み変化しながら、続いていくのだろうと思います。デザインワークのイメージソースにも、まだ「アメリカン・カジュアル・カルチャーテイスト」を生かせるチャンスがあるのではと期待しています。
ウエスタンシャツ、ブーツ愛好家の 凡十郎でした・・
←NY上空ヘリの中で、ビビってます。。
※ミニ情報
・ラップはR&B、ゴスペル(黒人霊歌)がルーツなんですよ…。
・ニューヨークのマンハッタン島はインデアンのカナシー族の領土でしたが、酋長や部族が酒好きで、アメリカ軍にウイスキー樽5つと交換して領土を明け渡したそうです。マンハッタンはカナシー族の言葉で”酔いどれ”の意味だそうです。。(インデアン史より)