インターナップ・ジャパン(株)

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インターナップ・ジャパン株式会社

インターナップ・ジャパン株式会社

私共インターナップ・ジャパンは、米国のInternap Network Services社と日本NTTグループの合資で設立されました、企業様向けのインターネット・サービス・プロバイダーです。

米国で特許を取得しました経路最適化技術(インテリジェントルーティングと申します)と、信頼性を確立するバックボーンポリシーによる品質・信頼性の高いインターネット接続サービスを日本国内のお客様にご提供しています。

私共のインターネット接続サービスは、インターネットを介したビジネスを展開されている事業者様で、お客様とのインターネット通信に品質・信頼性を求められている、或いは海外拠点とのインターネット通信に品質を必要とされている方に最適なサービスです。

私共のサービスは、ECサイト、オンライントレーディングサイト、ライブストリーミングサイト、海外拠点とのインターネットVPN網構築等で広くお使い頂いています。

私共の主なサービスは以下の4つです。
・リモートコネクティビティサービス
・コロケーションサービス(ハウジングサービス)
・シャドウサービス
・CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)サービス

貴社お客様へのソリューション提案のツールとして弊社サービスをご活用頂ける事を願っています。
どうぞ宜しくお願い致します。

■□迷惑■□  2009年6月号(2009年5月28日発行)

 日本人にとって、「迷惑」という言葉は絶対的な強制力を持つ特別な言葉です。例えば、仕事の上で議論をしているときに、形勢の悪くなった方が、「そのような言われ方をするのは迷惑だ。」と言い放てば、相手は、どんなに合理的なことであってもそれ以上主張することはできなくなります。まさしく、先に相手を「迷惑だ」と決め付けたもの勝ちです。迷惑というのは、他人の行為や言動等により困惑させられたり、不快にさせられることだそうですから、「そのように言われても困る。」とか「私は不愉快だ。」と言い放つことも同様の絶対的防御効果を持ちます。外国人に対してこんなことを言えば、それは、自分が思考力がなく、感情もコントロールできない”idiot”(=愚か者)であることを認めていることになり、そういうことであるならばお望みどおり打ち負かしてあげましょうとかさにかかって攻め込んでくるか、もしかしたら、とんでもない策謀が裏に潜んでいるのではないかと慎重になるかのどちらかです。しかし日本人同士であれば、「迷惑だ。」の一言で場は凍りつき、すべての議論が収束します。
 日本人は、自分が他人の迷惑になることを非常に恐れます。一方、他人の迷惑になることを恐れている人は、他人から迷惑をかけられたと感じると非常に怒る。いつからそうだったのか私にはわかりません。わかりませんが、なんとなくそんなに古い話ではなく、戦後こうなったのかなあという気はします。根拠はありません。ありませんが、もしかしたら、昭和の戦争で国民は国に大迷惑をかけられたという気運が戦後盛り上がり、その反動で大掛かりな迷惑排除文化の創出へとつながったのではないかとも思います。

■ □WBC優勝 ■□  2009年4月号(2009年3月30日発行)

‘SAMURAI JAPAN’WBC優勝。大会を通じて不振だったイチロー選手が最後に決めて優勝とは、あまりにできすぎていて怖くなりますが、ギリギリのところの勝負というのは、えてしてこのような劇的なフィナーレを飾るものなのでしょう。
 それにしても野球母国の米国は今回も冴えませんでした。前回のように、米国人審判による明らかに意図的な米国寄りの誤審があったにもかかわらず2次リーグで敗退という醜態こそさらしませんでしたが、相変わらず個々の選手の高い技量はチームとして結実することなく、危なっかしい試合運びを繰り返した挙句、準決勝で日本に軽くひねられてしまいました。

■□ 考えるスピードを上げる ■□ 2009年3月号(2009年2月27日発行)

世の中、仕事ができる人とできない人の違いを述べた文章や講演がたくさんあります。それだけ皆、仕事ができるようになりたいと思っているということでしょう。こうした文章や講演によると、仕事ができる人というのは総じて、目的に照らし合わせて、やるべきこととやる必要のないことの区別が上手いようです。また、各業務についての締め切り意識が明確なので、各々の締め切りに向けて複数のやるべきことの優先順位付が的確で、多くの業務をこなしているのに、結構暇そうに見えるようです。そのため、仕事のできる人は精神的に余裕があり、他人が近寄りやすいので、自然と情報と信望が集まり、リーダーとして期待されることとなる。その代わりに細かいことは周囲が進んでやってくれるようになる(これを他人に仕事を任せるのが上手いともいうようです。)ので、当の本人は益々時間に余裕ができ、全体がよく見えるようになるので、適度の対人ケアと適切な意思決定や行動をとることが可能になる。まあ、大体「仕事ができる」とはこんなところのようです。

■□~男と女~■□ 2009年2月号(2009年1月28日発行)

 新春早々、NHKスペシャル3回シリーズ「男と女」を見ました。恋愛感情は古代、2足歩行の開始後、産道の狭窄により子供を未熟状態で産まなければならなくなった人間が、男女協働で子供を3歳まで育てるために発達させた時限的機能であり、現代でも恋は3年で冷め、また離婚は3年目が一番多いというのは、大変興味深かったです。そして、Y染色体の崩壊により男性は絶滅の危機に瀕しているという事実は非常に衝撃的です。更に、高度な文明を維持していくためには血縁的な安定が必要であり、そのために一夫一妻制が確立してきたわけですが、それが結果的に人間の精子を競争から隔絶することとなり、人間は今、急速に生殖能力を失う一方、それを生殖科学の進歩により補うという、神様と科学のイタチごっこが既に本格化しているという現状には色々と考えさせられるものがありました。

■■自分が本当にやりたいこと ■■ 2009年1月号(2008年12月25日発行)

麻生総理大臣が突如、渋谷職業安定所に現れ、失業者の職業相談に乗っている様子が報道されました。今や失業問題は深刻さを増し、非労働者人口は4,406万人と、1年前に比べ56万人も増加している時世であります。仕事探しをする若者に「もっと、自分のやりたいことをしっかり持たないといけない。」と諭している様子がテレビで映し出されていましたが、そんな悠長なことを言っていられる状況ではないことを、総理はちゃんと認識しているのかという批判が目立ちます。私も、総理が労働者の現場の真の声を聞きたいというのなら、行くべきは職安ではなく、むしろ人員削減せざるを得なくなっている企業の方ではないかと思います。自分のやりたいことがしっかり持てれば、確かに思考も前向きになり、難しい事態を切り開いていくことができる可能性が上がることも確かでしょう。ただ「自分のやりたいことをしっかりと持つ」というのは、決して簡単なことではないのです。