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<title>コミュニケーション研究所</title>
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<copyright>Copyright 2012 ビジネスマッチングブログ「BMB」</copyright>
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<pubDate>Sun, 05 Feb 2012 14:03:09 +0900</pubDate>
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<title>2010/12/08 メイキングof『首長パンチ』４　本はこうしてできあがった</title>
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<pubDate>Wed, 08 Dec 2010 12:00:00 +0900</pubDate>
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<dc:subject>コミュニケーション研究所</dc:subject>
<description>&lt;strong&gt;書くことを渋っていた市長が、あるひと言をキッカケに&lt;br /&gt;急に態度を変えました。&lt;br /&gt;そのキッカケとは何だったのでしょうか。&lt;/strong&gt;&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;
&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062166763/comlab-22/&quot;&gt;市長がとうとう書く気になってくれた&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;詳細は、市長のブログにあるとおりで、市長の条件に従って、せっせと取材に回りはじめた。この間にお会いしたのはざっと10人ほど。武雄市の関係者、医師会の先生、池友会トップ、そして高槻市の元職員の方に関西大学の関係者、さらには箕面市長などだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;話を聞いたら、速攻でテープ起こしをして、メモと録音データを市長に届けるのが、こちらの役目である。メモは実際には、あまり参考にしてもらえなかったみたいだけれど（泣）。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;でも、その方が良かったのだと思う。市長が、自分の中からわき出る思いや考え、そして記憶を頼りに書かれた方が、絶対によいものになる。そう思っていたし、結果的にもそうなった。初稿を読んだ講談社の加藤部長も「これは、おもしろい。文章もいい」とほめておられた。ちなみに、この加藤部長は原稿チェックの厳しいことで有名な方、初稿で「いい」なんておっしゃることはまずないそうだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ただ、原稿に関しては一つだけ、問題があった。多いのである。市長が思いの丈を書き込んでくれた結果、予定の枚数の1.5倍ぐらいになっていた。これを絞り込まなければならない。削るのは編集の仕事である。削った原稿を市長に戻すと、再び新たにどこかが追加されて返ってくる。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「いや、書きたいことが次から次からどんどん出てくるから、あとはよろしくね～」と、このあたりまで来ると、いつもの樋渡節に戻っている。こっちとしても削りたくはないのだ、どれもこれもおもしろいエピソードばかりだから。とはいえ、加藤部長からは「ちゃんと予定枚数まで刈り込まないと、本は出しません」と厳命されている。ここがきつかった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;しかし、充実した中身を、さらにとがった内容にするための削り込みである。これは編集者冥利に尽きる仕事と言っていい。苦吟しながらも、どこか楽しい。そんなこんなを経て、本自体はできあがっていった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;しかし本は「作って半分、売って半分」が加藤部長の口癖である。いくら良い本ができたと言っても、それだけで喜んでいたのでは編集のプロとは言えない。どうやって売っていくのか。そこを考えよ、との指示が出たのだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;幸い、市長は極めて顔の広い方である。東京にも知り合いがたくさんおられる。現職の市長さんや知事さんで仲の良い方もいる。マスコミ関係者にも顔が売れている。このあたりのネットワークを使ってもらえば、そこそこプロモーションは簡単にいくんじゃないか。と安易に考えていたら、加藤部長から雷を落とされた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「誰に、何を頼んで、いつまでにやってもらうんだ！　もう本はできあがりが見えているのに、売り方がまったく決まってないじゃないか。それを考えるのが、編集の仕事だろう。このままじゃ、売れないぞ。しっかりしろ（ばかもの！）」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;甘かったのである。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;それからまた、市長に相談し、さらにはお願いもして、例えば帯を誰に頼もうかとか、どんなスケジュールで、どこに話を持っていこうとか、書店ではどう扱ってもらうのが良いか等々、喧々がくがくのやり取りをした。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ここで一つ、ものすごくラッキーだったのが、樋渡市長が日本ツイッター学会の会長をされていること。市長のフォロワーは9000人ほどで、人数だけを見ると、特別多い方ではない。が、フォロワーの方には、各方面に影響力のある方が揃っている。これが使える。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;しかも、日本ツイッター学会の総会を今年の夏、急遽開いたときには、ツイッター関連の著名人が集まったこと、さらには武雄市役所がほとんどの職員にツイッターアカウントを取ってもらって、市役所を挙げてツイッターを導入したことが、マスコミの注目するところとなっていた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;今や自治体でツイッターと言えば「武雄市」であり「樋渡啓祐」なのだ。これで行こうと。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「ほんとに、そんなツイッターなんかで売れるのか？」と加藤部長は、半信半疑だったけれど、市長のツイッタータイムラインを見ている限り、反応は上々だ。最後まで揉めた帯も、最終的には『首長パンチ』のタイトル通り、パンチに効いたものになった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;著者の樋渡啓祐市長、講談社の加藤部長、編集構成に関わったスタッフ一同の力作が、今日、書店に並ぶ。ぜひ、手にとって見ていただきたい。読みやすくて、おもしろくて、深みのある中身。自信を持って、世に送り出す一冊になった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;『首長パンチ』樋渡啓祐著／講談社&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;よろしくお願いします。&lt;br /&gt;&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;</description>
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<title>2010/12/08 『首長パンチ』発売初日、重版決定</title>
<link>http://bmb.oidc.jp/article.php/20101208124542699</link>
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<pubDate>Wed, 08 Dec 2010 12:00:00 +0900</pubDate>
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<dc:subject>コミュニケーション研究所</dc:subject>
<description>&lt;strong&gt;なんと、昨日、発売初日に、重版が決まりました。&lt;br /&gt;&lt;/strong&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062166763/comlab-22/&quot;&gt;&lt;strong&gt;『首長パンチ』樋渡啓祐／講談社刊&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;strong&gt;&lt;br /&gt;もし、お近くの書店で目にされたら、&lt;br /&gt;ぜひ、あとがきだけでもお読みください。&lt;/strong&gt;&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;
遂に昨日、発売された&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;まずは東京都内から。アマゾンでは既に予約を受け付けていて、確か今日から出荷されるはず。また今日からは全国の書店にも並ぶ予定、である。先ほど四条大宮の本屋をのぞいてみると、ワゴンに１冊だけ突っ込んであった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ところが、この本、すでに重版決定した。決まったのは、昨日の時点で、講談社の担当さんから市長に連絡が入ったらしい。発売初日の重版決定なんて、村上春樹並みではないか（といっても、もちろん初版の部数のケタ数が違うけれど）。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;プロモーションらしいことをしているのは、このブログと市長自らのブログ、そして市長のツイッター（＆私のささやかなツイッター）ぐらい。あとは講談社さんが、全国の書店に向けていろいろやってくださっているはず。にしても、ちょっと、びっくりだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;これをお読みの皆さまにもお願いします、本屋で見かけたら、ぜひちょっと手に取ってみてやってください。そして、できれば「あとがき」だけでも立ち読みしてみてください。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;この本が、主に誰に向けて、どんな思いを込めて、書かれたのかがくっきりと記されています。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;よろしくお願いします。&lt;br /&gt;&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;</description>
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<title>2010/12/06 メイキングof『首長パンチ』3　本はこうしてできあがった</title>
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<pubDate>Mon, 06 Dec 2010 15:00:00 +0900</pubDate>
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<dc:subject>コミュニケーション研究所</dc:subject>
<description>&lt;strong&gt;いよいよ明後日発売の&lt;/strong&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062166763/comlab-22/&quot;&gt;&lt;strong&gt;『首長パンチ』&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;strong&gt;&lt;br /&gt;書くことを渋っていた市長が、&lt;br /&gt;書く気になってくれたのは&lt;br /&gt;意外なひと言がキッカケでした。&lt;/strong&gt;&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;
大阪で市長と会った&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;インタビュー記事がサイトにアップされてしばらくした頃、市長から連絡が入った。「大阪に行くから、時間があれば会いませんか」とのオファーである。もちろん、喜んで会いにいった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;実は市長には断られたが、市長に本を書いてもらう企画は諦めていなかったのだ。ネタはいくつかある。取材の中でおもしろかった言葉が二つ、とても印象に残っていて、これは企画になると自分なりに温めていたのだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;一つは「市長は経営者である」論。市長は市役所という組織の経営者である。従って経営成績は税収で判断される。斬新な考え方だし、経営的な視点を持ち込めば、自治体の財政状況も変わるだろう。実際、武雄市は樋渡市長になってから、どんどん赤字を減らしている。これならビジネスマンにも刺さる本になると思った。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;もう一つは「職業として市長を目指せ」論である。樋渡市長自身が昔、ある町長さんの話を聞いて「よし、自分は将来、首長になる」と決めたという。そして全国最年少市長となった。市長は決して特別な仕事ではないという。お金持ちでなくとも、政治家の二世でなくとも、やろうと思えばできる。『青年よ、市長を目指せ』といったタイトルで書いてもらえないかと企んだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そんな話を大阪で会ったときに持ち出した。場所は阪急百貨店のカフェ、平日の昼下がりだから、客もまばらだった。これなら、乗ってもらえるのではと思った話だが、またまた意外にも市長は首を縦に振らなかった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;といって全然ダメという雰囲気でもないのだ。「おもしろいねえ、良い企画だと思いますよ」とは言ってくれる。でも、その先が続かない。どうしてもダメですか、と押しても「書く」とは言ってくれない。普段はそんなに押しは強くない方だけれど、なぜか、このときだけは、ちょっとばかり意地になった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そこで、再度持ち出したのが、病院問題だ。そもそも、このテーマこそはぜひ世に問うべきだと考えていた。そのために市長のブログも事前に読み込んだのだ。そのブログの中で引っかかっていた記事が、一つあった。さらっと書かれていたが、知り合いが救急搬送されたが、手遅れでなくなったという記事である。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;この話を切り口にした。つまり病院問題は人の命に関わるテーマなのだと。武雄の成功事例が伝われば、全国で同じような問題に悩んでいる自治体の参考になる。引いては、それで助かる命があるのではないですか、といささか話をオーバーにしすぎたかと思いながら話していて、ふと目を上げると市長の様子がいつもと違う。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;それまでは、軽いノリでテンポ良く話が弾んでいたのに、急に樋渡氏は黙り込んでしまった。しかも、珍しく難しい顔をされている。もしかして「本を書け」とあまりにしつこく迫りすぎて、気を悪くされたかと思い、気まずい沈黙が流れていった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;沈黙を破ったのは市長だ。「その話を持ち出されるとは思いませんでした」と語り口からして、いつもと違う。ひょっとして気づかぬうちに、とんでもなく失礼なことを言ってしまったのか。恐縮するというか、こちらには「すみません」としか言葉が出てこない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「あの事件が、僕にとっては決定的だったのです。何としても、病院問題は、自分の手で解決しなければならない。そう決意した。なぜだか、わかりますか」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そう聞かれてもわかるはずがない。問わず語りに市長が教えてくれたのは、なくなったのが実は同級生だったという話。実際問題として、友人が亡くなった理由はわからない。救急対応の問題だったのかどうかも不明である。でも、当時の武雄市民病院が万全の体制でなかったことだけは否めない。そのことには、どうしても悔いが残る。人の命の重さを痛感し、二度と後悔しないために、真正面から病院問題に体当たりで取り組んだのだと、市長は話してくれた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そしてきっぱりと言ってくれた。&lt;br /&gt;「書きましょう。僕の話で、救われる命があるかもしれないのなら、書くことは僕の使命だと思います。ぜひ、手伝ってください」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;遂に市長が書く気になってくれた。&lt;br /&gt;&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;</description>
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<title>2010/12/02 メイキングof『首長パンチ』2　本はこうしてできあがった</title>
<link>http://bmb.oidc.jp/article.php/20101202092936475</link>
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<pubDate>Thu, 02 Dec 2010 09:00:00 +0900</pubDate>
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<dc:subject>コミュニケーション研究所</dc:subject>
<description>&lt;strong&gt;市長は最初、乗り気ではなかった&lt;/strong&gt;。&lt;br /&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062166763/comlab-22/&quot;&gt;&lt;strong&gt;後に『首長パンチ』となる本を出すことに。&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;
1年後、再選なった樋渡市長と再会した。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;前年の夏からちょうど1年、もう一度取材をお願いしたのだ。今回のテーマは『市民病院問題』。救急車に乗った患者がたらい回しにされる事件が起こったり、市民病院が引き続いて閉鎖に追い込まれたり。依然として病院問題は、全国的に混迷の度を深めていた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;その背景に、臨床研修医の大幅な制度改革があることは、別の取材で掴んでいた。いわゆる勤務医を病院が確保する上で、この制度改革はとても大きな影響を与えていたのだ。その影響は広い範囲に及び、これまでは公立病院に先生を送り込んできた側の大学病院でさえ、医師を確保するのが精一杯といった状態に陥っている。ましてや、その大学病院に医師の派遣を頼っていた地方の公立病院は、医師不足に追い込まれて当たり前といった状況だったのだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;だから、武雄市民病院の問題が、どのように解決されたのかを、ぜひ知りたいと思った。そこで取材を申し込んだところ、快諾いただいたという次第。この病院問題を巡るさまざまな動きこそが、今回の樋渡氏の手になる『首長パンチ』の主要部分である。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;とはいえ、市長は最初、本を出すことなどまったく考えていなかった。ただ、全国的なトラブルとなっている市民病院問題を解決するヒントとして、武雄の事例を参考にしてもらえたらいいと。そんな思いがあったからこそ、取材をOKしてくれたのだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;取材する人間としては話を聞いているうちに、問題の奥深さを改めて知ることになった。この問題は一度限りの取材などでは、本質的な部分を聞き出すことなどできない。そんな思いが強まっていったのだ。おそらくは武雄の事例が、全国の参考になるとも考えた。だから取材が終わり、帰り際に「この内容は、もっともっと深掘りして本にされてはいかがでしょうか」と振ってみたのだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;といって、その時点で出版する当てがあったわけではない。企画の持っていき方によっては、本になるかもしれない。そんな直感に基づいて、声をかけてみただけだ。これまで2回の取材を通じて、自分なりに理解した樋渡さん像からすれば「それ、おもしろですね。やりましょう」とノリの良い答が返ってくるのではと、少しばかりの期待はあった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ところが市長の反応はまったく意外なものだった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「そんな大変なことはやりたくないなあ。もう、争いごとはたくさんだから」と、市長の答はまったく意外なものだった。もちろん、こちらとしてもあくまでも思いつきである。その時は「そうですか」とあっさりと引き下がった。これで終わっていたら、今回『首長パンチ』が世に出ることはなかっただろう（続く）。&lt;br /&gt;&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;</description>
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<title>2010/11/29 メイキングof『首長パンチ』1　本はこうしてできあがった</title>
<link>http://bmb.oidc.jp/article.php/2010112913191518</link>
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<pubDate>Mon, 29 Nov 2010 13:00:00 +0900</pubDate>
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<dc:subject>コミュニケーション研究所</dc:subject>
<description>12月8日、講談社から&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062166763/comlab-22/&quot;&gt;『首長パンチ』&lt;/a&gt;樋渡啓祐著が出ます。&lt;br /&gt;市民病院問題解決のために繰り広げられた、&lt;br /&gt;市長と医師会の仁義なきバトルを描いたノンフィクション。&lt;br /&gt;この本の制作に編集として関わられてもらいました。&lt;br /&gt;そこで、この本がどうやってできあがったのか。&lt;br /&gt;内幕話を書いてみたいと思います。&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;
&lt;strong&gt;すべては取材後の一本のメールから始まった&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;12月8日、佐賀県武雄市長、樋渡啓祐氏の本が出る。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;タイトルを&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062166763/comlab-22/&quot;&gt;『首長パンチ』&lt;/a&gt;という。この本の制作に、編集として関わらせてもらった。今年の初め1月から企画が始まり（といっても、仮のゴーサインが出ただけだけれど）、なんやかんやで11ヶ月、来月8日にいよいよ書店に並ぶ。なかなか感慨深い。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そもそも、樋渡市長と知り合ったのは2008年の夏だ。毎月レギュラーで取材から原稿執筆までを担当させてもらっている企業情報誌の取材で、お会いした。全国最年少の市長さんということで話を伺ったのだが、これがおもしろい。いわゆる「市長たるもの、かくかくしかじかせねばならぬ」的行動を、すべて無視しているというか、ノンセクトラジカルとでも言えばいいか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;市長がそんなことしちゃあ、という禁忌がまったくない方である。そうした因習、自己規制何するものぞ。市民のためになるように考えたら、こうなるんじゃないの、と思い込んだら、それで突っ走る。おかげで「暴走特急」というあだ名がついたという。しかし、その結果、武雄はよみがえった。寂れきっていた地方都市が、今では全国から年間百近くもの自治体が視察に訪れる街へと変身している。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;理由は簡単である。「そんなこと市長が言っちゃおかしいよね」とか「そういうことを市役所でやらないでしょう、普通」といったことを、どんどんやってきたからだ。だからといって単なるスタンドプレイに走っているわけじゃない。そんなことなら、誰よりもまず武雄の市民が黙っちゃいない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;違うのである。樋渡市長が具体化するのは、市民の「こんなふうになったらいいのになあ」とか「市役所でこんなことしてくれたら助かるのになあ」といった思いである。加えて、首長だからこその「武雄の知名度を上げて、全国各地から人が来てくれる街にしよう」という視点に基づいた行動である。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;その行動が速い。全国最年少の肩書きこそ、樋渡市長に続く方に譲ったものの、まだ40歳になられたばかりである。思いついたら、すぐに動く。しかも市長の役割はトップ営業だと心得て、突破口はいつも自分が開く。難しいのは、最初にドアを開けてもらうことなのだ。ひとたび扉が開きさえすれば、あとは実務部隊がきちんと処理していけばいい。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;とまあ、そんな話を伺って取材は大成功。武雄温泉の泉質はすごくきめ細やかで、お肌もすべすべになったし、めでたしめでたしで終わったと思ったら、ネットのニュースを見てびっくりした。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;『市民病院問題で、武雄市長リコールへ！』といった記事が流れている。ちょうどその頃、日本全国で市民病院問題がクローズアップされていた。要するに医師不足のために、市民病院は極度な赤字に陥っているのだ。少しだけ説明すると、医者がいないから、まともに診察を受けることができず、ゆえに診療報酬が減る。その結果、赤字になるというカラクリだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;関西では松原市民病院が閉鎖された。関東では銚子市の市立病院が閉鎖された。銚子市の場合は、市長が「市民病院閉鎖反対」を訴えて当選したにも関わらず、公約をひっくり返したために、市民が激怒する騒ぎになっていた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;同じことが武雄市でも起こっていたのだ。そういえば取材時に「市民病院がなんとか」と書かれたチラシを見た記憶があるけれども、まさか、武雄市が同じ問題に陥っているとはまったく知らなかった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;しかし、樋渡市長がリコールになると聞けば放っておけないではないか。取材でお知り合いになった縁もある。もしかしたら、何かお手伝いできることはないかと、市長にメールを送ったのだ。とはいえ、まさか市長さんから直接、返事が来るとは思っていなかった。ただ、取材時の印象が強烈に残っていただけに、本当に何かできればと思っただけなのだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ところが、すぐに返事が来た。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;メールにはていねいな謝意が述べられており、リコールではなく再選挙に打って出たこと。この騒動が落ち着いたら、市民病院問題に関する一連の動きを何かのかたちで残したいこと、が綴られていた。思えば、このときのやり取りが、今回の本のキッカケになったのだ（続く）。&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;</description>
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<title>2010/08/12 8月12日の数字：ツイッターの運用ガイドラインなし61％</title>
<link>http://bmb.oidc.jp/article.php/20100812192301191</link>
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<pubDate>Thu, 12 Aug 2010 19:00:00 +0900</pubDate>
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<dc:subject>コミュニケーション研究所</dc:subject>
<description>&lt;img height=&quot;282&quot; width=&quot;300&quot; src=&quot;http://bmb.oidc.jp/images/Image/177_スクリーンショット（2010-08-12 19_20_22）.png&quot; alt=&quot;&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;企業がアカウントを取って、ツイッターを始めるケースが増えています。&lt;br /&gt;ただし、企業がつぶやくときには、それなりに考えるべきことがあるようです。&lt;/strong&gt;&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;
&lt;strong&gt;4P&lt;br /&gt;プロモーション：ツイッター活用&lt;br /&gt;&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;有名人もすなるツイッターを、企業もしてみむとてす。というわけで、企業が自社アカウントをとって、ツイッターを活用するケースが増えてきているようだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;たとえばローソンやモスバーガー、ユニクロなどがこぞって活用している。メディアでは毎日新聞がいち早くツイッターアカウントを取ってつぶやき始め、企業アカウントでのフォロワー数40万人超とかなりの数を集めている。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;変わったところでは、佐賀県武雄市では市役所の職員全員に、ツイッターアカウントを取らせている。職員が積極的につぶやいたり、市民のつぶやきに反応することで、コミュニケーション活性化を狙った試みだ。行政がこうした取り組みを展開するのは、画期的な先例といえるだろう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;日本でのユーザー数が1000万人を超えたといわれるツイッターは、普及の閾値を超えたように思える。そこで企業もこぞってツイッター活用に乗り出しているようだが、その実態はどうか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「今年に入ってから企業アカウントの運用を始めたところが多く、運用ガイドラインが制定されていないとの回答も61％となっている（日経産業新聞2010年8月12日付1面）」。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ガイドラインがないのは、いささか問題があるかもしれない。ツイッターでつぶやくときと、例えば自社サイトやブログに何かを書くときの違いを考えてみよう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;サイトに記事をアップするとか、企業ブログにエントリーを書き込む場合は、それなりにきちんと校正するはずだ。もしかしたら、上司のチェックを受けることもあるだろう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;が、これがツイッターとなると、また少しばかり状況が違ってくるのではないか。せいぜい140字までのつぶやきだから、まあ、いいか、とチェックが緩くなる可能性がある。いくら文字数に限りがあり、フォロワーの数が少なくとも、ツイッターでのつぶやきは完全にオープンな世界に公開される。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;仮に企業名でGoogleアップデートで検索をかけたりすれば、ツイッターのつぶやきも一発でヒットする可能性がある。だからといって構えてしまってはツイッターの良さが失われてしまうけれど、逆にガイドラインも何もないというのでは、ツイッター運用を任された担当者も困惑するだろう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;何を書いても大丈夫、責任はちゃんと取るから、とトップが決断するのがベスト。できれば、孫さんのように自らが、ツイッターで吼えたりしてくれるとなお良し。それが難しい場合は、最低限の社内ルールぐらいは決めておいた方が良いのかもしれない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ちなみに本文中で取り上げた武雄市は、とんでもない構想をぶち上げている。日本ツイッター学会の初回シンポジウムを8月19日、武雄市で開催するようだ。一体、どんな学会になるのか。参加メンバーには、ツイッター界隈での著名人が来るというから、これは見逃せないイベントになりそうだ。&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;</description>
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<title>2010/08/11 なぜ「胸を小さく見せるブラ」が売れるのか</title>
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<pubDate>Wed, 11 Aug 2010 12:00:00 +0900</pubDate>
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<dc:subject>コミュニケーション研究所</dc:subject>
<description>&lt;img height=&quot;300&quot; width=&quot;225&quot; src=&quot;http://bmb.oidc.jp/images/Image/177_297692_underwear.jpg&quot; alt=&quot;&quot; /&gt;&lt;br /&gt;ワコールの隠れたヒット商品がある。ネットでは結構話題になった「小さく見せるブラ」である。ブラと言えば、寄せて上げて少しでも大きく、きれいに見せるのが売りかと思えば、そうではなかったのだ。&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;
&lt;strong&gt;1週間で完売&lt;br /&gt;&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;ワコールが「小さく見せるブラ（&amp;rarr;&lt;a href=&quot;http://store.wacoal.jp/site/chiisakumiseru/chiisaku.jsp&quot;&gt; http://store.wacoal.jp/site/chiisakumiseru/chiisaku.jsp&lt;/a&gt;）」をネット通販だけで売り出したのが、4月下旬のこと。これがバカ売れした。初回販売分は1週間で完売、「主力品の発売直後の同期間と比べ12倍以上だ（日経産業新聞2010年7月16日付1面より）」という。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;しつこいようだけれど『大きく見せる』ブラの間違いではない。わざわざ『小さく見せる』ためのブラである。おかしいではないか、とストレートに異議申し立てに走ってしまうのは、自分がおっさん思考にはまっているからだろう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ブラと言えば、大きい人はそれなりに、小さい人は少しでも大きく見せるために、あるいはフォルムを美しく整えるために、が常識だと思っていた。しかし、そうではないのである。その証拠に「小さく見せるブラ」は売れている。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;一時は在庫がなくなり次第、販売終了とも言われていたようだが、8月には、豊かなバストをコンパクトに見せるブラジャー『CuCute（キュキュート）』が新発売された（&amp;rarr; &lt;a href=&quot;http://www.wacoalholdings.jp/news/45062.html&quot;&gt;http://www.wacoalholdings.jp/news/45062.html&lt;/a&gt;）。小さく見せたいニーズは確実に存在するのだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;「小さく見せたい」ニーズは4位&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;このブラが開発された背景には、ワコールが実施している調査結果がある。調査によれば、バストを小さく見せたい人が、全体の1割程度いたようだ。ニーズ順位でみると4位だったらしい。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;既成概念にとらわれていれば、その思考回路は次のようになるはず。すなわち「あえて、バストを小さく見せたい人などいるはずがない」&amp;rarr;「実際に調査結果でも1割しかいない」&amp;rarr;「その程度のニーズに応えて製品化しても、採算ラインには乗らない」。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;しかし、ワコールで、この製品開発に関わった担当者は、まったく違う考え方をしたのだろう。すなわち「調査で1割もの人が、バストを小さく見せたいと思っているのなら、その背景には、もっと多くのニーズがあるかもしれない」と推測したのではないか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;えらいのは、そうした発想に基づく製品企画を通すワコールの社風だと思う。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;ユニセックスからの転換&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ともかく「小さく見せるブラ」はヒットした。これを受けてネット限定通販ではない商品『CuCute（キュキュート）』も発売された。ワコールとしては、通販での売れ行きにかなりな手応えを掴んだからこその展開だと思う。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ここで考えてみたいのは「バストを小さく見せたい」ニーズの背景にあるかもしれないパラダイムシフトについて。ここから先は、完全に筆者の独断と偏見に基づく仮説である。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;少し前に「ユニセックス」なる言葉が広まったことがあった。その本来の定義は、男性らしさ、女性らしさをあえて誇示するのではなく、男女どちらでも着ることのできるファッション、といった意味合いだったと思う。これは中性的と表現しても良いだろう。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;注目したいのは、そのニュアンスである。ユニセックスからアグレッシブさを感じることはない。あくまでも中立的というか、無色透明というか。流れにたゆたうようなイメージである。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;アンチ、あるいはアグレッシブな時代へ&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;しかし「バストを小さく見せる」のは、ユニセックスのようなノン・アグレッシブなスタンスではないと思う。中性的イメージで良しとするのではなく、あえて誇張するなら「女性性」の否定、とすると言い過ぎだろうか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そう考えると、男性サイドに見られる変化にも納得がいく。『草食系男子』の出現である。草食系男子の定義はいろいろあるようだが、共通するのは、従来の若い男性に潜在的につきまとっていたガツガツとした「男性性」の否定だと思う。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;つまり、今はユニセックスからアンチセックスへの移行期ではないのか、と仮説を立ててみた。男性は男性らしく、女性は女性らしく、という考え方の大本にあったのが、生存本能だとすれば、その転換期といってもいいのかもしれない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;価値観の転換期&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;だから「今は価値観の転換期なのだ」と言い切るのは、飛躍がありすぎるとは思う。しかし、少なくとも日本では、従来の価値観が崩れている（崩れつつある？）ことだけは確かではないだろうか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;たとえば、いま50才を迎えている筆者にとって、日本が世界第二位の経済大国ではなくなることは、世界観の転換を強いられるぐらいにはショッキングな出来事である。あるいは、最近話題になった事件だけではなく、全体的な印象として、親による子ども殺しが増えていることも。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;教育格差の話の中で取り上げられる「学ばないことに価値を見出す子どもと保護者」がいることもそうだ。ブラジャーの話から、えらく飛んでしまったけれど、今の日本をこれまでの価値観が大きく揺らいでいる社会と捉えると、風景の見え方が変わってくるのではないだろうか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;※本エントリーの作成にあたっては、次の記事を参考にしました。&lt;br /&gt;日経産業新聞2010年7月16日付1面「ヒットの経営学　お客は腕利き開発者」&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;</description>
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<title>2010/08/10 8月10日の数字：前年4月比930倍の売れ行き</title>
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<pubDate>Tue, 10 Aug 2010 17:00:00 +0900</pubDate>
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<description>&lt;img width=&quot;300&quot; height=&quot;217&quot; alt=&quot;&quot; src=&quot;http://bmb.oidc.jp/images/Image/177_1273112_red_and_green_lighting.jpg&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;不況だとか、モノが売れないと言われる時代に&lt;br /&gt;恐ろしいぐらいの勢いで急拡大している市場があります。&lt;br /&gt;LED照明です。&lt;br /&gt;なぜ、LED照明は爆発的に売れているのでしょうか？&lt;/strong&gt;&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;
&lt;strong&gt;PEST&lt;br /&gt;エコポイント＆改正省エネ法&lt;br /&gt;&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;LED照明がバカ売れしている。「2010年6月の店頭販売数量は前年4月の930倍に膨らんだ（日経産業新聞2010年7月6日付22面）」。930倍である。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;もっとも、昨年の時点ではまだLED照明はほとんど市場に出回っていなかったはず。確かシャープが今年、画期的なプライシングをとった商品を先行してから、急激に火が点いた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;その結果「業界では10年度の国内出荷が09年度の5倍にあたる2000万個に届くとの見方もある（前掲紙）」そうだ。では、なぜ今年はLEDの当たり年になったのか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;大きく4つの要因が考えられる。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;まず第一には、シャープの動きがあると思う。それまで1万円が相場だったLEDマーケットに、4000円のプライシングで乗り込んだシャープが引き起こした衝撃は、とてつもなく大きかったはずだ。これでマーケット自体が一気に広がった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;続いてフォローとなったのが、エコポイントだろう。これを使うことで、実質的には3000円程度まで下がっていた実売価格の、さらに半分ぐらいで買えるようになった。少し前なら1万円だった製品が、その6分の1ぐらいのコストで手に入るのだ。しかもエコである。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そしてエコは、企業にとっての導入要因となった。今年4月から実施された改正省エネ法である。これにより多くの企業には、省エネ計画の提出が義務づけられるようになった。省エネにはLED照明が格好のアイテムとなるのだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;さらにLED照明自体の特長がある。これはLEDさえ仕入れることができれば、極端な話、誰でも作ることができるのだ。よって、従来は装置産業だった照明業界に、新規参入が相次ぐことになる。住宅メーカーやゼネコン、あるいは家具メーカーまで巻き込んだ大乱戦が起こっている。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;当然、市場は一気に活性化される。しかも照明器具の膨大な入替需要を考えれば、マーケットはめちゃくちゃでかい。マーケットライフサイクルでいえば、成長期前期ぐらいの段階だろう。今ならどこが参入しても、アイデアと商品次第で、勝ち残れる可能性はいくらでもある。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;こうした背景があってのLEDマーケットの大盛況である。では、今後はどうなるのだろうか。数の論理で勝ち残るのか、あるいはいち早くからニッチを狙っていくのか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;勝ち残りのカギの一つには、調光があると思うのだが、いかがだろうか。&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;</description>
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<title>2010/08/03 8月3日の数字：社長求む、年俸3500万円以上</title>
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<pubDate>Tue, 03 Aug 2010 21:00:00 +0900</pubDate>
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<dc:subject>コミュニケーション研究所</dc:subject>
<description>&lt;img height=&quot;300&quot; width=&quot;236&quot; src=&quot;http://bmb.oidc.jp/images/Image/177_602266_business_tie.jpg&quot; alt=&quot;&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;社長を公募する。&lt;br /&gt;それも新聞広告で。&lt;br /&gt;日本も、ようやくそんなオープンな時代になってきたのでしょうか。&lt;/strong&gt;&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;
&lt;strong&gt;マネジメント&lt;br /&gt;リーダーシップとマネジメント&lt;br /&gt;&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;東証一部上場企業、売上にして510億円の企業が社長を公募している。しかも新聞広告で「社長候補求む！」である。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;日経に掲載された広告に曰く「当社の将来を託す社長候補として、優秀な人材を広く募集します」。その年俸が3500万円以上である（ちなみに同じ広告が読売にも載ったらしい。どうして日経と読売で、朝日と毎日と東京と産経はダメだったのかしらん）。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ともかく株式会社ユーシンは、2006年に一度、外部から社長を招聘している。投資会社から出資を受け入れ、社長も派遣してもらったのだ。このときは古くからいる幹部社員たちが結束して、新社長を追い出しにかかったようだ。その結果、いったん会長に退いていた元社長が復活する。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そういう社風なのか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;広告には期待する社長像も記されている。大卒以上、語学（英語）堪能、行動力、思考力に優れ、グローバル経営を任せられる若手（30代、40代歓迎）のバイタリティに満ちあふれた方。そして社内応募も歓迎するらしい。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;実に興味深い。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そもそもこうして公募する前に、ヘッドハンティングをかけていたという。ところがお眼鏡に適う人材が出てこなかった。それ故の公募だと。条件だけを見れば、MBAホルダーでベンチャーキャピタルや金融系でばりばりやっていた人たちなら、誰でも当てはまりそうだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;しかし、ユーシンは本当に、応募してきた外部の人材を社長に迎え入れるのだろうか。普通に考えれば「次はオレだ」と思っていた人が社内に何人もいるだろう。事実、同社には取締役が社長の他に6人、さらに執行役員も10人あまりいる。この人たちは、どうなるのだ？&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;残念ながら、現在の幹部には語学に堪能な人がいないから、公募するのだと、社長はどこかのインタビューで応えていた。だとすれば、語学ができないがために社長候補から外された現在の幹部たちは、応募者の中から新社長が選ばれたとして、すんなりと「はい、そうですか」と言うことを聞くのだろうか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;もとより、そうした事情があることをわかった上で、応募するのだろうから、応募者はそれなりの覚悟はしているのだろうけれど。それにしても、おもしろい。社長を公募するのは、日本では稀なことだけれど、欧米ではごく普通にあること。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;その意味では、ユーシンの事例もやはり、新しいパラダイムの始まりを象徴する出来事、と思うのは深読みのしすぎだろうか。&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;</description>
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<title>2010/08/02 8月2日の数字：120万円のマーチ</title>
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<pubDate>Mon, 02 Aug 2010 23:00:00 +0900</pubDate>
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<dc:subject>コミュニケーション研究所</dc:subject>
<description>&lt;img width=&quot;300&quot; height=&quot;199&quot; src=&quot;http://bmb.oidc.jp/images/Image/177_798703_traffic.jpg&quot; alt=&quot;&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;日産が、その代表車種の一つマーチを&lt;br /&gt;日本ではなくタイで生産する。&lt;br /&gt;この動きを、どう読むべきでしょうか？&lt;/strong&gt;&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;
&lt;strong&gt;ビジネスモデル&lt;br /&gt;生産地の最適化&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;マーチといえば、日産を代表するクルマの一つである。初代マーチが発売されたときのことは、今でも記憶に残っている。Wikipediaを調べてみると、日本デビューは1982年だったらしい。デザインはジウジアーロ、それはなかなかにかっこいいクルマだった。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;その後、10年を経てフルモデルチェンジされて登場した二代目マーチがまた、実にスタイリッシュ。さらに10年後、ゴーンさんの荒療治で立ち直った日産は、もう一度マーチにフルモデルチェンジを施した。個人的にはゴーンさんの日産が出すクルマのデザインは、いまいち好きになれないのだけれど、それはさておき。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;マーチが日産を代表するクルマの一つであることは間違いない。トヨタでいえばカローラみたいなものだろう（正確に言うなら、カローラの対抗馬はサニーだったはずだけれど）。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そのマーチの日本生産を、日産はやめる。といってマーチを作らなくなるわけではない。依然としてマーチは、日産の顔の一つなのだ。顔ではあるが、だからといって日本で作らなければならないわけでもない。どこで作れば、もっとも利益率が高くなるのか。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;経済合理性を追求した結果、マーチはタイで作られることになった。そして、タイで作ったマーチを日本に輸入する。それでも「労務費、調達コスト、物流費、関税、為替&amp;hellip;&amp;hellip;。あらゆる要素をタイと比べても、安さが武器の小型車を日本で作るメリットが見えにくい（日経産業新聞2010年8月2日付1面）」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;もし同じことをトヨタがカローラでやれば、どんな騒ぎになるか。トヨタではなく、ゴーンさんが社長をやっている日産だから「まあ、それぐらいのことはやるだろうな」的受け止め方をされているのだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;しかし、トヨタだって本当は、例えばカローラを中国で作りたいのではないか。その方が、おそらくは利益率は高くなるはずだから。いま製造現場では明らかにパラダイムシフトが起こっている。このパラダイムシフトが3年先にはどのような影響を自社に及ぼすのか。シミュレーションは、今すぐにでも始めた方がよい。&lt;br type=&quot;_moz&quot; /&gt;</description>
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