圧縮バネ・押しばねについて

圧縮コイルばねは、圧縮荷重を受け 主にねじり弾性エネルギーを蓄えるコイルばねを圧縮コイルばねと呼ばれています。その荷重特性は一般に線形ですが,ばねの線径.コイル径あるいはピッチを変化させると,荷重の増加につれてばねの有効巻数を変化させることができるため,非線形特性を与えることが可能になります。

圧縮コイルばねの用途には自動車用懸架ばね,内燃機関の弁ばね,クラッチ用ばね,計測機器用ばね、安全弁ばね等が主に採用されています。

ばねの大きさも、その使用によって様々あり材料径0.1以下の軽荷重用のばねもあれば
材料径が100mmを超えるよう様な重荷重用ばねもあります。

このばねの特徴は製作が比較的容易であること,コンパクトであり,ばねにおいてはエネルギー吸収効率が高いこと,摩擦が起こらない等があります。

圧縮コイルばねは,ばね形状、素線断面形状.及び荷重特性などにより分類されています。
圧縮コイルバネ設計条件としては材質、コイル径,線径,有効巻数(ピッチ)の三つがあります。


圧縮バネ

SUS圧縮コイルバネ