工業デザインとは?

BMBオフ会第6回に参加いただいた方の意見として「工業デザイン事務所が何をしているのかがわかった」とありました。ありがとうございます。

そう、結構、「工業デザイン」って知られてないのです。
「工業デザインって何? ファッションはわかるけど・・・。」
この質問は、ついてまわる質問です。

簡単に言えば「身の回りのモノ」をデザインしています。

デザインは、さまざまな分野があり、職域で分けるなら、グラフィックデザイン、クラフトデザイン、Webデザイン、ファッションデザイン、ジュエリーデザイン、建築デザイン、空間デザインなど多岐にわたっています。

工業デザインは、モノづくりには欠かせない一つの職域です。
系統立ててものごとを考えていき、1つ1つ問題を抽出し、解決しながら、あるひとつの「かたち」をつくります。
その際、デザイナーは、先見性や企画構築能力などの知恵、製造や加工の知識、素材、構造、工学的技術など知識、造形能力、設計能力などデザイナーとしての技術を融合させながら、つくりあげます。また、製品分野の特性や用いられる技術のレベル、さらにはその国や地域の文化や伝統などにしたがって、デザインを行います。加えて、審美性といった、理論では解析しきれない「感性」も同時に求められます。
 
つまり、デザインは、ただ単に「美しい」「かっこいい」カタチをつくることではなく、市場性、コスト、文化、使用性、機能性、実用性などを考慮しながら、かつ「美しい」「感動」を与えられるモノをデザインすること。です。

witten by 黒田

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