「タウンワーク社員」に掲載されました

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本日発行の「タウンワーク社員 大阪市内・東大阪・南大阪版」30号(7/7発行)、「この街に誇りを持って働く」というページに掲載していただきました。

内容は、以下の通りです。

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●新感覚のパッケージを手づくりで提供する貼箱メーカー

●村上紙器工業所×職人歴 18年

●プロフィール 村上誠さん 45歳

1952年創業の貼箱メーカー「村上紙器工業所」の3代目。
昨年からデザイナーとコラボレートしたパッケージを展開するなど新たな試みに挑戦し続ける村上社長は、インターネット販売やワークショップなど情報発信にも力を入れている。

●特殊な素材で特別感を打ち出したパッケージなど、高額な設備投資も、大量生産もできないぶん、手作業で“心に響くもの”を作り続けています。

●この町に僕が引っ越して来たのは中学3年の頃。
今も変わらず古い家がぎょうさんあって、道筋も昔のまま。迷路のように複雑に伸びていて、商売するには大変なんです(笑)。 

僕は長男なんで、昔からおぼろげにも後を継ぐことは意識していました。
でもよく言う“この道一筋”というのがどうも性に合わなくて。若いうちは好きなことをいろいろやってなんぼ。

どんな経験でもどこかで必ず役に立つはずと、まずエンジニア志望で企業に就職。サラリーマンを3年半やった後は保育士に転身し、その後カナダで1年半滞在。「そろそろ家業を継ごう」と帰国したのが26歳の時でした。

うちの会社は単純なものでも1日1,000〜1,500個が限界の手作業工場。高額な設備投資も大量生産もできません。そこで考えたのが、手作業が活かされる特殊素材を使ったパッケージ作りでした。
例えば、ブライダル関係や高級化粧品など“特別感”を必要とする商品の箱です。
いくら中身が高価でもパッケージに高級感がないと不思議と売れません。商品を選ぶうえで大きなウエイトを占めているこのパッケージに、特殊素材で高級感を打ち出せればと考えたんです。

ここで大変なのが“高級感”と“コスト”のバランス。
お客様のご要望とご予算に合わせて素材を選ぶ、一種のコンサルタントに近い作業も要求されます。
これからは中小企業も「技術だけ、安さだけ」では勝ち残れませんからね。
規模や安さでは太刀打ちできないぶん、「これなら、村上にお願いしよう」と思ってもらえるような“心に響くもの”を丁寧に作っていく。

僕たち零細企業はこうして一歩ずつ、いや半歩ずつでも前に進むしかないのですから。


取材協力/村上紙器工業所 大阪市西成区天神ノ森1-19-8 
TEL 06-6653-1225 http://www.hakoya.biz


リクルート掲載











この記事は、2008年7月7日、(株)リクルートより発刊の「タウンワーク社員(大阪市内・東大阪・南大阪版)vol.30」に掲載されたものです。
(「タウンワーク社員」は、駅やコンビニエンスストアーなどに、置いています。)


★五感で感じる「こだわり」のオリジナルパッケージ企画・製造★

村 上 紙 器 工 業 所

手間をかけることは、「愛情」をかけること。
「愛情」をかけることが、私たちの仕事です。
手づくりでしか、表現できないことがある。
機械での量産化では到底及ばない、「貼箱」への愛情。
中身と同じように、パッケージにも込めた「自己主張」の魅力。
そんな「魅力」をお届けしたい・・・。