「子供の苦労を親は背負ってやれない」

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先日、ある方から教わった言葉です。
当然のことではありますが、小学生の男の子2人の親である私にとってはとても大切なキーワードのように思えました。

いかに子供を自立させるか、これは親にとっての大きな課題だと思います。
いつまでも愛情を注ぎ続けることに変わりありませんが、子供がたくましく成長して、自分自身でさまざまな困難を乗り越えていけるようになるために、親はいったいどうするべきなのか、何ができるのか?

親の言う事を素直に聞き入れられるのは、小学校の低学年ぐらいまでだと言われた事があります。高学年に向けて、だんだんと自分の世界が広がり、中学・高校の思春期には迷いの世界に足を踏み入れるのでしょう。

今、私に出来ることと言えば、子供たちが思春期になって自分を見失わぬために、物事の良し悪しをきちんと判断できるよう導いてやることでしょうか。

もちろん、学校の先生や友達、いろんな周りの方々のお力をお借りしなければなりませんが、やはり親の姿勢というものが子供に大きな影響を与えるのではないかという気がしております。

なぜ、このような記事を書いているかと申しますと、株式会社マハロさんの「平等???」という記事を拝読し、いろいろと考えるところがあったからです。

いつも、「勉強になるな~」と有難く読ませて頂いておりますが、この記事に関しては、今日一日いろいろと考え込んでしまいました。

私は、「今の若い子って、結構いい子が多いな」という印象を受けることがよくあり、「お年寄りも若者も平等である」という考えで、席をゆずらない若者はごく一部ではないかという気がしております。

席を譲らない若者の多くは、「親切にするのが気恥ずかしくて勇気が出ない」とか、「気が付いていない」とか、「後ろめたさを感じながらでも、座っていたい」 などの理由ではないかという気がいたしますし、席を譲らないのは、若者だけではないと思います。

子供が出来るまでは、人に席を譲ってもらうという経験をしたことがありませんでしたが、妊婦のときや、子供たちが小さな頃には、多くの方に親切にしていただき、有難く思ったことがたくさんありました。

特に、若い人達にはよく親切にしてもらいました。近寄りがたい風貌の若者や、大人に暴言を吐いていた学生も、かなり照れくさそうにでしたが、席を譲ってくれたりして、”見かけで判断してはいけないな” とか、”今の若いもんは…”というほど、捨てたものではないなという印象を強く受けたように記憶しております。

そして、もし「お年寄りも若者も平等である」という考えで、席をゆずらない若者が増えているとすれば、それは今の学校教育が原因ではなく、親の姿勢が原因であることの方が多いのではないかという気がしています。

毎日、試行錯誤で子育てをしている私が申し上げるのは筋違いかもしれませんが……