【ライバルの一枚上手を】

西谷さんは「独自性を出せ」とおっしゃるけど、うちにはそんなものはありません。

工作機械も一通りありますが、他社と似たり寄ったり。
注文を取るには値下げしかありません。

価格競争の泥沼に陥ったらもう最後。
品質で差別化できないのなら、短納期を狙えばいい。
こんな工場に限って、標準リードタイムも決まっていない。
急ぐものから順番に、無計画に生産している。
ライバルも似たようなものでしょう。
だったら、ほんの少し科学的な生産管理技術を導入するだけで、大きく差別化できますよ。

 

「リズミカルな生産」
最初はこの言葉の意味を理解していただけなかったのですが、トライアルを繰り返すうちに、ようやく実感として感じていただけるようになりました。
4ヵ月掛かりましたが、成果と比較したら十分な出来栄えです。