ネジリバネの要目|FAQ

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 Question

芯金径と案内棒径の違いと、最大使用時の内径との関係について

Answer

ネジりばね・案内棒

 

芯金径:実際のコイリング時に使用するときの芯金の外径を表します

案内棒径:上記画像のように、ばねが巻き込む方向へ作用する時、腕にトルクが掛かるとコイル部分が
中心から外れるのを防ぐ為に内側に適当な大きさの棒を挿入して使います。
その棒の外径の事を指します。

最大使用時の内径:案内棒径が芯金径よりも大きいとヘタリを生むような心配は無いですが、
バネの巻方向に負荷を掛かると変形し、コイル内径は減少します。

減少率:⊿D=最大角度×中心径/360×巻数

よって

最大使用時の内径 :D2=0.9(中心系-線径- ⊿D)

となります。

ここで重要なポイントは案内棒径は芯金径より大きく、D2 :最大使用時の内径 よりも小さく設定しないと
バネのへたりや折損を生む原因になります。大きいとバネが案内に食い込み動作に異常を起こします。
 
[tag:ねじりばね 案内棒の選定 芯金径]