園芸が「農と食と福祉」における農業の多面的機能を発揮します

園芸が「農と食と福祉」における農業の多面的機能を発揮します。

 
ビオカフェ丹波&ビオファーム丹波

ここ近年、植物の播種から収穫までの園芸に幅広い年代の人が参加し、様々な活動の中で楽しみや喜びを共有するいわゆる「園芸福祉」が注目されています。

園芸福祉活動は、現在、主にNPO法人等民間や一部の地方自治体が中心となり行われていますが、その活動の目的や内容は、高齢者の健康管理や障害者の自立支援といった福祉活動以外にも、

「食」や「農」について学ぶといった教育的効用を期待した取組み、アグリツーリズム等都市と農村の交流、地域振興や緑化・環境保全の観点からの取組など活動の幅が広がっております。

農業・農村とますます深い関わりを持つようになってきました。既に兵庫県では兵庫県立淡路景観園芸学校で「園芸療法課程」が開設され、『兵庫県園芸療法士』として兵庫県知事から認定されています。

下記の記事はウィキメディアからの引用です。

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園芸療法(えんげいりょうほう、Horticultural Therapy)とは、

心や体を病んだ人たちのリハビリテーションとして園芸活動をセラピーの手段として利用するもの。

第二次世界大戦の後、1950年代からアメリカ合衆国や北欧から始まった。

アメリカでは主として、戦争からの帰還兵の心の癒しの手段として発展してきたが、北欧では平行して、障害者の社会参加、社会復帰の考え方を主導するノーマライゼーションの一環として、これは当初考えられた。

その他、障害者や精神障害者、また社会的に心の傷を抱えた人たち、たとえば、家庭内暴力やレイプの被害者女性、引きこもり、囚人など、さまざまな人たちが対象として考えられ、それぞれの分野で着実に実績を上げつつある。

ただし、これらはあくまで療法の一環であり、健康な人たちが、庭つくりを楽しみ、それを慰めとするというのとは一線を画して考えられなくてはならないものである。
既にアメリカの大学では、園芸療法士の資格を取得するコースが存在している。

日本国内では、2002年に兵庫県立淡路景観園芸学校で「園芸療法課程」が開設され、『兵庫県園芸療法士』として兵庫県知事から認定されている。

日本園芸療法学会は『登録園芸療法士』の認定を行っている。2006年より東京農業大学で「バイオセラピー学科」が新設され『登録園芸療法士』の受験資格を得る事が出来る。

また、実務教育の一環としては、大阪河崎リハビリテーション大学、福島学院大学、神戸女子大学の3大学、札幌国際大学短期大学部、大阪信愛女子短期大学など6短期大学で、全国大学実務教育協会が資格認定する『園芸療法士』の資格取得のためのコースが設けられ、園芸や園芸療法関連分野のほか、医学、社会福祉学、心理学などを合わせて学ぶことになっている。