評価するということ

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今日、ふと思ったことですが、
やる気をなくす大きな原因の一つに

評価してもらえないこと

があると思います。

「これだけ頑張っているのに評価してもらえない」
これはやる気を失くします。

そこで、評価するということについて考えてみました。
弊社は以前、5Sを掲げて一定の成果を出しました。
なぜ、継続できなかったのか。
それは、5Sに対する評価基準が
確立されていなかったからだと思います。

久保敬雄先生のご講演を拝聴して、

勉強になったのですが、3Sは立派な仕事であるということ。

これは、経営者として認識が甘かったと思います。

それから当時、5S活動を推進する上で、
一番、整理・整頓ができている社員をリーダーにしたのですが、
そのリーダーが整理・整頓できていることに対しての
評価もきちんとできていなかったと思います。
こうした評価基準が確立されていないと、
リーダーがまわりを引っ張っていく上でもやりずらかったと
もらしていました。

それでも、5Sの時間をつくり、
社員全員で5S活動をしているときは、
社内が見違えるほどキレイになり、
キレイになると社員もうれしくなって、
もっとキレイにしようという
好循環が出来上がりつつありました。

では、なぜ5Sをやめてしまったのか。
それは、業務時間内での5S活動の時間をやめてしまったからです。
5Sを仕事の一環として評価できなかった。
5Sに対する正当な評価がされなかったからです。
これは、社員の5Sに対するモチベーションを
一気に下げてしまいました。

弊社における5S活動の失敗のように
努力を評価してもらえないと、
人は一気にやる気を失くすものだと思います。
これは3S(5S)に限らず、あらゆる場面においても、

正当な評価を行うための評価基準の確立

はとても重要なことだと思います。

努力を評価してもらえると、人はやる気が出るのですから、

評価するということは、とても大切なことではないでしょうか。

樋原製作所は、

努力が報われる会社

を目指し、そういう風土を育てていこうと思います。