経済をまわさなければ!!

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 スタジオファルスの上間明彦です。
福島原発の状況は、わずかの光がみえてきたようです。電源回復を祈っております。原発の停止さえできれば、あとは災害復興に全力を尽くすことができますから。

さて、まさかと思っていましたが、やはり関西圏では「自粛」のムードが高いようです。この週末以降も、イベントやセレモニーが、次々に中止されています。日頃、楽しいこと、人を喜ばせることを生業にしている友人たちが、けわしい顔をしています。もちろん被災地の方々の苦しみを思えば、文句などいえようはずもありません。

しかしこんな時だからこそ、みんなが喜んだり楽しんだりすることも重要ではないでしょうか。私の友人はミクシィで、「心配していた友人が無事だった!うれしい!」と書いたところ、別の人から「身内をなくした人もいるのにそんなこと書いたらダメ」と注意され、発言を削除していました。

確かにつらい思いをされている方もたくさんおられます。そのお気持ちをおもんぱかることは大切です。しかし自粛、自粛のあまり、日本中から喜びの声が消えてしまうのは良くないことです。

東京では停電の影響もあるのでしょうけれど、誰も外食をせず、お酒も飲まず、まっすぐ家に帰って、テレビにかじりついているようです。そのため飲食業が壊滅状態みたいです。

ひとりの暗い顔が、別の暗い顔をつくり、連鎖反応のように広がっていく。これはいけません。一人の笑顔が、別の笑顔を作り、笑顔が広がっていく善循環にしなくてはいけないと思います。

直接、被災しなかった人たちも、ショックを受けています。怒りや無力感から、みんなが苛ついています。だからこそ、楽しいこと、すてきなことに声をあげ、ふだん通りの生活をして、ふだん以上に働き、ふだん以上に消費して、日本の経済をまわさなけば、と思います。

そして、ふだん以上に儲けて、ふだん以上に納税する。それが被災地を支えることになると信じます。