「カルチャー・ショック」交通事情EURO 編!

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国内外の文化から受けた「カルチャーショック」が、私のデザインに大きな影響を与えてくれたのです。

アウトバーンが速度制限が無いと信じている人いますか~?

速度制限!
車のスピード制限や、交通事情も各国の文化の違いが出ますよね。詳しい現状は調べてませんけど、アウトバーンの速度制限は150km/hと聞いてます。平均130~140km/hが平均でしょう。しかし、雨が降ると途端に90kmに落ちてしまいます。さらに、追い越し車線ではなく走行車線で安全走行するのがEUROの良いところです。極めて安全重視なんですね。

「速度制限が無くていいな」と言いながら、日本の高速でも結構飛ばしてますよ。僕は大体140km/hだと調子良く走れます。。リズムがあるから120~140km/hの間ですかね。速度違反のカメラも、追い越し車線に向けて140km/hにシャッターが反応すると聞いてます。安全運転をする人は高速でも90km/hで走っていますね。

昔、あるポルシェグループが、毎夜数台で大阪の堺から名古屋市内まで1時間で走ったとか。僕もバイクで大阪市内から宇治間を下道で45分で走った記録があります。(分かりずらい?)つまらない自慢話はこの辺にして…

おばあちゃんも飛び出さない
EURO(ドイツ圏)の車はどんな田舎道でも100km以上で飛ばしています。信号が極端に少ないからか遠慮はしていません。「側道からおばあちゃんが飛び出してきたらどうするねん」と心配しましたが、誰も飛び出さない。子供や年寄りも、車が通り過ぎるまで絶対道を横切らない。2週間車生活をしましたが、一度も飛び出る車や人を見たことがありませんでした。これが安全対策なんですね。徹底していました。



信号器や警察がいなくても安全!

EUROの車事情で受けた「カルチャー・ショック」は実は徹底した安全対策でした。信号器が無くても、警察がネズミ捕りしていなくても、住民が安全対策を心得ている!日本の車社会は50年、EUROは100年と言われます。高速道路から一般道まで日本の道路事情は格段に向上している反面、違反点数や罰金、信号の数で事故や違反者をコントロールしようとしています。EUROとの成熟度の違いを強く感じますね。

 




↑イタリア、オーストリー、スイス周辺のアルプス道

エピソード
オーストリーのマッティンフォーヘンからザルツブルグに国道で向かう途中、信号も無いのに前車が数台停止しました。何があったのかと車を降りて見ると、あひるの親子がのんびり道路を横断していたんです。車のおじさんもバイクの若者も、クラクションひとつ鳴らさずに、あひるの親子が道を渡りきるまでじっと待っていました。スピードを出すときは出しても、弱いものを最優先する…EURO人の交通安全の意識は「心のゆとりにあるんだな」と感じました。

後期:時速90kmと140kmに壁がある!
アメリカ、EURO、日本でも、道路整備の差が無くなってきました。車の性能も大差無くなって来たので、走行速度の差も無いように思います。実は私は時速90kmと140kmに壁があると感じています。空気抵抗を肌で感じるバイクでも安定するスピードは90km、それ以上になると空気抵抗が明らかに違ってきます。130km/位までは同じ感覚ですね。しかし140km/hになるとさらに抵抗が大きくなる。世界中が皆、大体同じような速度で走っているのは、実は空気抵抗のせいではないかと思います。誰か科学的に実証してくれる人いませんか?
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