人生はグラデーション(57歳の挑戦)


金よりも銀
何にでも「白黒つける」というハッキリした生き方が出来る人がいます。
僕自信はグレーな人生を好んでいました。また金よりも控えめな銀の方が好きで、一番より二番手を目指す方でした。一番になったら、ずっと一番じゃないといけない感じで、シンドイでしょう。その点元々二番手が目標なら、一番になっても三番になっても、たとえビリでもまだ心に余裕があるのではないでしょうか。。白にも黒にもならない混じった人生もあるんじゃないか?と考えます。デザインビジネスでもAとBを交差し、混ぜたことで新しいものが生まれる事が多々ある。白が成功で、黒が失敗とは言い切れないと思います。失敗は成功の素、たとえ白になりきれなくても、成功はあるんじゃないかと思います。
人生はグラデーション
食べ物だって、カレーとご飯をまぜてから食べる人もいるけど僕は、カレーとご飯をすくって口の中でまぜながら味のグラデーションを楽しむ方が好きですね。グレーだって、ライトグレーやチャコールグレーもあるでしょう。グレーも色なんです。灰色の人生では無いんです。またその人の個性で色がつきます。様々なカラーの変化。だから「人生はグラデーション」だと思うんです。自分の思い通りにもならない事が多いですから、そうなるのが自然です。
失敗と成功
僕もビジネスで何度か成功したり、勝ち続けたこともありましたが、事業の失敗、子供の非行、自信喪失になって何度か死にたいとも思いました。このままでは成功って無いんじゃないかな、モンモンとしてそのうち朽果てるかもしれない…と思いました。でも、捨てる悪魔あれば、拾う神あり!クリスチャンになって家族や自分も救われました。昨年大阪府産業デザインセンターさんのBMBのメンバーになったてから、オフ会のプレゼンや、展示で作品を認めていただいたり、イテムコンペで賞を頂いて、今回、御堂筋イルミネーション撮影スポットデザインコンペに入賞できて「ああ人生こうゆうこともあるんだな」自分の価値ってあるんだな…って思いました。
まだまだやれる。
57歳、あと2年半で還暦ですが、デザイナーとしてまだまだイケソウです。逆に中年の智恵で、商品デザインやブランドのコンセプトを若い時より何倍も早く考えられ、提案する事が出来るようになりました。それが結構的を得ているですね。手前味噌ですが…
感謝します。
人生荒波もあれば、なぎもある。自分も、白も黒もグレーもあるグラデーションな生き方を楽しみたいと思います。主に感謝します。大阪府産業デザインセンターのBMBのスタッフの皆様、メンバーの皆様、本当にありがとうございます。
これからも宜しくお願いいたします。  凡十郎オフィース 藤井典彦