もしドラプロジェクトのその後

4月ににスタートした、とある企業のもしドラプロジェクトの中間 発表が先日あった。

中小企業の中でも中堅規模で人材も揃っていて、ここまでのプロジェクトの進行やグループごとの課題のまとめ方は、さすがと感じることが多かったが、何か物 足りなさを感じていた。
取組みや発想が教科書的というか、優等生的というか・・
新たなビジネスモデルを模索しようというのに、自分のできる範囲で適当にうまくまとめてしまって社長からもダメ出しをされる始末だった。
そこで、グループでまとめるのを止めて、各自の自由な発想での個別発表に作戦を変更した。すると、営業や商品企画といった部署ではなく、毎日ひたすらお客 さまからの受注や見積り・問合せ対応をこなしている業務の担当者から、驚くほど説得力のある提案が出た。(この方、社内では「マツジュン」と呼ばれている らしい。)このマツジュンに個別ヒアリングを行った女子マネージャーからも、事実の客観的な分析に基づき、マツジュンの案に繋がる提案が出た。

「やるじゃないマツジュン」・・私は、もうひとりの支援スタッフと顔を見合わせて思わず「ニヤリ」。

表面的なITツール導入での新規ビジネスを提案しようとしていたメンバーたちも、マツジュンの発表に「してやられた」という表情でうなづいていた。

「マツジュン」と「みなみちゃん」が主役になりそうなこのプロジェクト。これからも楽しみだ。