バレル研磨

バレル研磨は、薄板ばねのバリ取り、熱処理後の脱スケールあるいは表面の艶出しに用いられ、各目的に応じた適宣なバレルの選定や研磨剤にも鋸屑、皮屑等が選択し使用されてきましたが、その研磨方式はほとんど乾式法でした。しかし近年になり湿式研磨法の採用が増え、研磨材料もメディア(研削石)やコンパウンドと称する化学薬品粉末になり、潤滑、発泡、表面張力によるメディアの目づまり防ぎ、一時的な防錆効果、研磨効果を上げて研磨時間の短縮・省力化にも繋がっています。また、近年になって給排水装置及び排水処理等の省力から乾式研磨方式が増えてきています。

バレル研磨機の種類

回転バレル研磨機
樽の中に、被研磨物、水、コンパウンド、メディア等を入れて10~40rpmで回転させて流動漕で研磨されますが、研磨力自体は弱く、変形が少ないので広範囲に使用されている。

振動バレル研磨機
上下に振動させることによって被研磨物とメディアが良くこ擦り合い一定の方向に流動するので研磨効果は高いが小物のものは流動漕から漏れることもあるので板バネの中物ぐらいのものが良いとされています。

その他高速バレル研磨機や流動バレル研磨機等があります。

回転バレル研磨機
樽の中に、被研磨物、水、コンパウンド、メディア等を入れて10~40rpmで回転させて流動漕で研磨されますが、研磨力自体は弱く、変形が少ないので広範囲に使用されている。