材料の比例限・弾性限

 下図において、点Pが応力とひずみの直線的な関係、
すなわち、フックの法則が成り立つ範囲の限界であるとき、
点Pの公称応力σpを比例限と呼びます。

しかし、この限界の測定は非常に難しいので
点Eのような材料にごくわずかな永久変形(0.02%あるいは0.05%)を
生じる応力σEを弾性限と呼びます。

比例限も弾性限も測定の精度に大きく依存するので、
実用上は降伏点あるいは耐力を評価の対象にすることが多いです。

軟鋼荷重ー伸び線図 ばね材料の荷重ー伸び線図

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