イタ~リア!



オフロードバイクのプロジェクターヘッドライトやダイクロハロゲンのヘッドライトを開発して、世界から注目された実績が買われ、イタリアのアチェルビス社の社長と共通の友人を通して「イタリアで働かないか?」というオファーがありました。もう10年も前の事です。その5年前、オーストリーのKTM社の新車種の撮影の帰り、同社を訪れたことがありました。丁度、エンデューロレースの世界選手権がベルガモで開催されていて、アチェルビス社が中心となってレースをサポートしました。アチェルビス社はオフロードバイクを中心にプラスチック製のバイク用パーツを企画、製造している会社で年商100億を売り上げていましたし、スタッフもホットでとても魅力な会社でした。同社の地元ベルガモは城下町で、人なつっこい人達ばかりでとても楽しかった思い出もあります。イタリアで働くことは「喉から手が出るほど」嬉しいお話でしたが、丁度、仕事も家庭もアンバランスだった時で、日本から離れることが出来ず渋々断念しました。


デザインワークで海外の資料をリサーチしていると…もし、イタリアで仕事をしていたら、今頃どうなっていたかな?と思うことがあります。また今度、デザインの仕事や照明アートの個展でイタリアを中心とするヨーロッパに出かけられることを目標に…頑張ろう!と強く思うこの頃です。 凡十郎

後書:イタリアでの仕事の誘いがあってから2年後、アチェルビス社からダイクロハロゲンのヘッドライトが発売されたのです。ちょっと複雑な気持ちでした。。(イタリアだからね~権利圏外なんです)