常磐道旅日記@予科練平和祈念館

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東京スカイツリーFerrariマークの搬送車を眺めつつ、常磐道を北上し、霞ヶ浦に到着しました。 

こちらでの仕事の合間に、阿見町に先月オープンしたばかりの、予科練平和記念館を見学することができました。

予科練とは、海軍飛行予科練習生の略称です。

全国に数十ヶ所(宝塚歌劇にも)あった予科練の中心的な存在がここ、阿見町の予科練であり、日本が経験してきた戦争と平和、そして命の尊さを考えるために建設されたようです。

予科練平和記念館

 

 

 

メタリックな外観ですが、空にあこがれ散って行った14才から17才の予科練生の為に、光が室内に充満するようにデザインされています。

館内には予科練志願者のあこがれであった「七つボタン」にちなんで、「入隊」から「特攻」にいたるつのテーマ(入隊、訓練、心情、飛翔、交流、窮迫、特攻)の展示、映像があり、予科練での厳しい訓練や生活、教育の様子、手紙などを真近に見ることができました。

今回は仕事の合間だったので、駆け足でしたが、もう一度ゆっくり見てみたいと思っています。

 

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ネジザウルス・タカサ的 予科練

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父が「大東亜戦争写真集」や「軍歌のレコード」が大好きで、私も子供の頃によく聞かされていましたので、館内では「若鷲の歌」や「月月火水木金金」の歌が自然に・・・・記念館を出たあとも、しばらく頭の中で鳴り響いていました。

 

そして、今はこんな歌も聞こえてきます・・・・

 白い坂道が 空まで続いていた
 ゆらゆらかげろうが あの子を包む
 誰も気づかず ただひとり
 あの子は 昇っていく
 何もおそれない そして舞い上がる
 

 空に 憧れて 空を かけてゆく
 あの子の命は ひこうき雲

 高いあの窓で あの子は死ぬ前も
 空を見ていたの 今はわからない
 ほかの人には わからない
 あまりにも 若すぎたと
 ただ思うだけ けれどしあわせ

 空に 憧れて 空を かけてゆく
 あの子の命は ひこうき雲

 空に 憧れて 空を かけてゆく
 あの子の命は ひこうき雲

 【ひこうき雲 作詞 荒井由実】

 

僅か60数年前・・・・・自分の親兄弟やまだ見ぬ子孫、そして日本の安泰を願って、散っていった数万人の予科練生。

今度は、我々が、まだ見ぬ子孫たちの為に、豊かな日本社会と世界の平和を築き上げて行く番です。

同時代を生きる世界の人々との相互理解が重要だと思います。