アートギャラリー1~真空ロボットアーム~

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品名:アーム (アルミ圧延材からの深掘り・削り出し品 ・電解研磨仕上げ)

   液晶パネル(上が第5世代、下が第6世代)の製造工場で設置される
   真空ロボットのアームです。
   真空中で使われるロボット部品はわずかなキズも許されないのです。

説明・解説は続きにて

弊社では液晶パネルの搬送ロボット
(マテハンロボット:Material Handling Robot)を
第1世代から第6世代まで開発からずっとたずさわってきました。
その過程において、このアームの材質が
チタン鍛造材からの深掘り・削り出しになったりもしています。

チタン鍛造材からの大型部材の深掘り・削り出しというのは、
非常に高度な技術が必要とされます。
(ただ削り出すだけではなく、全体としてひずみなく、
厳格な規格内に精度を保証しなければなりません)

弊社ではチタン鍛造材の深掘り・削り出しにおいて
工具から自社で設計開発し、
オリジナルの専用工具を使って加工しています。

また真空中で使用されるロボット部品のため
わずかなキズもつけることなく、
電解研磨で仕上げて納品しています。

この真空ロボットアームの材質はコストの問題から
チタン鍛造材が使われることはなくなりましたが、
チタン鍛造材からの大型部材の深掘り・削り出しという
確かなノウハウは弊社に残りました。

現在、液晶パネルは第10世代まで開発されていますが、
(どんどん大型化しすぎて、弊社では対応できなくなりました)
その第1世代から第6世代までは
弊社の技術が活かされていたと自負しております。