人を見る眼があり

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 リーダーシップのベースにあるのは、他者を動員してビジョン、目標、タスクを達成する能力である。リーダーが何でもできるわけではなく、人を管理してやらせる。人に任せると同時に、確実にそれを遂行させる術を駆使し、より多くのことを成し遂げる。人に期待感を持たせ、やるべきことを最高の人材にやらせ、破壊的、利己的行動によって全体の共通目的が邪魔されないように人間関係を監視するのである。
もしある人が的確な人選をし、選んだ部下達をやる気にさせ、チームとしてうまくまとめていたら、そしてチーム同士の連携や人間関係におけるトラブルの原因を突き止め、解決していたら、その人は人を見る眼を持ったリーダーである。
 

私の経験から言えば、本物のリーダーシップというのは、前に一緒に働いた経験があるかどうかにかかわらず、自分よりも優れた人材を積極的に集めて活用し、組織や自分たち自身を新たな高みに引き上げようとする。状況が変わればそれに応じて動機付けと教育を行い、ビジネスを発展させる人材だけを残し、そうでない人材は勇気を持って解雇する。自分以外の才能を正確に見極めて発揮させるか、もっとその才能にふさわしい仕事に誘導するというパターンを繰り返し踏む。本物のリーダーの下で働く人は優秀で活気があり、自然にリーダーに対して好意を持ち、その成功を応援するため、目につきやすいはずである。
人を見る眼のあるリーダーは、明確な目標を設定し、その目標を達成させるために分別あるフィードバックを指導を行うことで部下の力を最大限に活用する。KPI(Key Performance Indicator:業績評価指標)を用いて目標達成を定量的に計測しつつ、それによって自分のとるべき行動も決めている。KPIは、最初の1分間で処理したカスタマーコール数といった単純な数字の場合もあれば競合他社と比較した自社の利益率といった高度な数字である場合もある。目標達成の妨げになりそうな問題に目を光らせ、部下に率直なフィードバックを与える。
もし、タスクに対して能力が達していない部下がいれば、ためらいなく人を入れ替える。自分にリーダーの才能があると考える人でも、こと人を見極めることに関しては極端に不安を感じ、優柔不断に陥る人は多い。誰がどんな指導を必要としているか分っているリーダーでさえそうだ。人に好かれたい気持ちが強いために部下に対する判断が鈍る人もいる。
人を選び、その才能を伸ばす力は誰もが高められるが、「人」に関するそれ以外の能力を教育によって身につけさせるのは難しい。

人を見る眼のあるリーダーは、一緒に働く個人同士の間に起こる問題を予測し、解決に導く勘に優れている。グループダイナミクス(集団力学)を見極め、くすぶる対立を明るみに出して取り除き、グループの発展を維持する。誰かが足を引っ張っていると思えばすかさず介入する。彼らは多くの人が無意識に抱く不安、つまりグループダイナミクスを変えようとして誰もついてこなければ面目が潰れる、といったおそれを感じないのである。

人付き合いのうまさも、その人の人脈を見ればわかる。社交的なリーダーは、一匹狼や本の虫にはいない。彼らには幅広い人たちと仕事をしたいという天性の欲求があり、目上目下問わず人脈を築き、それがいつの間にか社内中に広がっている。彼らの社交性が磨かれるにつれ、そのネットワークが社内を越えて顧客、取引先、監督機関、政治家やさまざまな利益団体にまで広がる場合も多い。

信頼に基づくそうした人間関係の構築は長続きする傾向があり、またその信頼のおかげで情報が双方向に流れ、リーダーが新しい発想や手法に触れるきっかけになる。さらに、人脈があれば、人々のエネルギーや行動を活性化し、シンクロさせることができるため、危機に直面した際、人並み以上の管理能力を発揮できる。


『CEOを育てる』より

 

 



人を見る眼があり、行動するリーダーシップ


製品仕様  事例番号410 (File No 06-350)
スコット結線 屋内用乾式自冷型 50/60Hz 56kVA 連続定格
一次側入力 三相 F220-R200V 162A
二次側出力 単相 R185-F175V 152A
耐熱クラス(絶縁種別)H種 質量約280kg

事例410 スコット変圧器

スコット変圧器:65万円
リーダーシップを発揮する:プライスレス♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「職場の教養」:倫理の館-治部電機株式会社

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