インフルエンザ騒動一段落で感じたこと

一時は、どこまで拡がるかと心配されたインフルエンザも関西では沈静化し、電車内のマスクの数も大幅に減った。
時期的に開催が心配された「中小企業総合展」も昨日無事終了したし、我が家でも長男の職場のマスクは今週いっぱいまで、二男の大学の講義も再開され、通常ペースに戻った。
(二男などは、友達とUSJ、カラオケ、サークル・・と休講を満喫だった。)

おそらく多くの皆さんの家庭でも、何らかの非日常の要素があったことと思う。 そんな中で、私が最も気になったことのひとつに、一週間の休校・休園で働くお母さん達はどうするんだろう~ということがあった。

私の周辺には、子どもがある程度成長していたり、専業主婦の奥様のいる家庭だったりで、たいへん困ったという方は少なかったが、お母さんが仕事を休んだ り、急遽子守り役を探したりした方、あるいは(一部報道もされていたとおり)、休園にせず、休めない仕事を持つお母さん達を応援した保育園など、それぞれ のぎりぎりの対応があったことと思う。

先日の新聞記事に、この危機を普段から環境を整備していた「在宅勤務」で乗り切った企業が紹介されていた。在宅勤務が推奨されて久しいが、あまり進まない 理由には、やはり対面でのコミュニケーションが一番とか、在宅での勤務時間の管理が困難とか、その割りに環境整備にコストがかかるとか、いろんな要素が考 えられる。

しかし、企業あるいは組織のリスクマネジメントを本気で考えたなら、何も子育て中の母親に限らず、「いつどんな理由で多くの社員が出社できなくなるかも知れない」というリスクに備えることは、今後必要性が高まるに違いない。

秋以降が、心配されることとも合わせて、そんなことを改めて考えさせられたことだった。