ダンボール作用点 <通帳の梱包>

銀行の通帳用梱包の試作をしました。通帳が何十冊も束になっものを、いく束か入れるためのケースです。何年間も同じ形式で使っていたのですが、組み立てやすさや強度の面から改良を加えてほしいとなり、昨年来数回提案をしてきました。 通帳なので、底に段差のある箱ではだめです。さらにふたを閉めることで、通帳に傷がついてしまってはいけません。またテープを貼って封印をする必要があるので、それができる形状にする必要があります。重量もみっちり通帳が入っているので、非常に重たくなります。それに耐えられる必要があります。ざっとそういう条件がありました。

もともとA段(5ミリ厚)を使用していたのですが、組み立てやすさのためにB段(3ミリ厚)に変えたのですが強度の問題があり、再びA段を使うことになりました。そこから何回か形状変更しました。今日の段階では、まだ得意先に提案していないのですが、今のところ却ってシンプルな形になりました。これで決まってくれればいいのですが。

続きは、 「メルフのものづくり-ダンボール作用点」(ダンボール設計)までどうぞ。

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