横石さんからのお返事

昨日書いた横石さんに、厚かましくも講演での疑問をメールで質問してしまいました。(おまけにアドバイスまでお願いしてしまいました)
すると早々にご丁寧なお返事を頂きました。凄まじくお忙しい中でも、こうしたことができるのはさすがというか、すばらしいことですね。

ちょっと長文になりますが、私が書いた質問と、頂いたお返事を掲載させて頂きます。(一部を抜粋)

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まず、アドバイスいただきたいことですが、ITに疎い中小企業の方に、IT導入を提案するそのリーチの方法に関して、どのような着眼点や発想が考えられるかをアドバイス頂きたくお願い致します。


私は、パソコンシステムの開発とホームページの制作を事業としています。
特に、まだITを導入していない(或は活用できていない)中小企業に、ITを使うことで効率化や事業拡大をするお手伝いをしたいと考えて起業しました。

しかし現実は大手企業のシステム開発のお手伝いが仕事の大半を占めているのが現状です。

そもそもそういう中小企業には市場がないと言われることもあります。
しかし、弊社がシステムを導入させて頂いたお客様では「効率化できた。」「年を取った両親がやっている伝票整理が楽になった」と喜んでいただいてます。

横石さんが講演の中でご紹介された彩のシステムは、トラックボールを使うと言う発想やボタンを大きく、見やすくクリックしやすい画面デザインなど、老人の方でも使えるシステムは、正に私が提案し開発したいものでした。

こういったITの利用/活用でうまく行くケースはまだまだたくさんあると思います。これが本来の「活用」だとさえ思います。
私自身は、ITに疎い方のお話でもその状況やスキルをしっかり理解し、ニーズに合ったシステムを提案する能力はそこいらのSEには絶対負けないと自負しています。
しかし、ITに疎い中小企業の方にIT導入のきっかけを作る方法がわかりません。
ITを使うとこんな事ができますよ、という発想を届ける方法を見
つけられずにいます。

■ITに疎い中小企業の方にリーチする方法について、着眼点や発想のヒントをアドバイス頂きたくお願い致します。

回答ここから—————————————-

地方や中小企業は情報の必要性をあまり感じていません。
ITはあくまでも道具です。これほど世界が広がるものはないと思います。
指導するときに、自分にとってみじかなことから気づきへつなぐことです。

回答ここまで—————————————-

次に、講演の中で疑問に思ったことの質問です。

横石さんは講演の中で、ご自身を社会企業家と位置付けておられるように感じての質問です。

■社会起業家と普通の起業家との違いはどこにあるのでしょうか?

回答ここから—————————————-

社会起業家とは、社会や地域の課題に新しい発想で取り組み、ビジネス的手法でその解決にあたる人たちのこと。課題とは、環境や人権、福祉、教育など社会問題全般のことを指し従来であれば、政府や行政などの公共サービスによって解決するべきこととされてきました。でも、公的な機関には頼らず、自らの手で解決すべく、新しい仕組みを生み出そうとしている人たちが社会起業家です。その仕組みも従来にないような斬新なアイディアで、かつ事業として成立することが社会起業家には欠かせない要素とされています。

社会的価値というところが普通の起業家との違いだと思う。

回答ここまで—————————————-

企業は必ず社会的な役割を担っていると思っています。そうでなければ事業は継続できないように思われます。それは全ての企業同じことだと思っての質問です。

■横石さんがあえて社会起業家と普通の起業家を分けてお話されるのは、なぜなのでしょうか?

回答ここから—————————————-

すべてがそうではないと思います。利益追求が目的となっているところがほとんどで、社会的な役割よりそちらの方が強くなってきていると思います。

やっぱり大事なのは、社会起業家だと思います。これからの社会では大事だと思うなぁ〜。

回答ここまで—————————————-

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社会起業家は、斬新なアイデアで新しい仕組みを作ることが肝要なのですね。僕の認識には、この「新しい仕組み」という視点が欠けていたようです。

僕自身も社会に役立つことで収入を得る。そういう働き方をしたい。と、志しだけはあったのですが、志だけでは事業としてはダメなんですよね。
もっと考えて、もっともっと行動しないと、改めて考えさせられたメールでした。

横石さんにはこの場を借りてお礼申し上げます。
お忙しい中、貴重なお言葉を頂きありがとうございました。