ものづくり企業とデザイナーのマッチング/東京都の場合(1)

先日東京に行って参りました。目的は11月末に開催される東京デザインマーケットの出展者説明会への参加です。





「東京デザインマーケット」は東京都主催、日本産業デザイン振興会(JIDPO)受託・運営によるイベントで、東京ビッグサイトで開かれる産業交流展の会場の一部を使って開催されます。デザイナー/デザイン会社は未発表のオリジナルデザインを展示し、これを生産・販売に結びつけるためのビジネスパートナーを探すという立場で出展しますが、実際は過去の仕事の紹介や通常の営業ツールを使った営業活動も認められており、いろんなデザイナー/デザイン会社を見る事の出来る「デザイナーの見本市」的な性格を有するものです。

今年で5回目の開催。出展には事前審査があり、今年は約170件の提案応募から30件が選ばれたとのこと。 わざわざ神戸から出展するやつなんかいてへんやろ〜と思っていましたが、もっと遠いところから出展する方もいるようでした。東京都が主催でありながら、他地域からの参加を広く認めている事からも見てとれるように、都内の中小企業のものづくりを、日本全国の「デザイン力」で向上させるためのマッチングの場の提供こそが、このイベントの骨子であるようです。

規約上、ここに展示するデザイン案はある期間一般に公開することが出来ないため、写真等をお見せできないのが残念なのですが…。イベント終了まで、数回に渡ってレポートしてきたいと思います。大阪のビジネスマッチングブログで東京の話題を書くのもちょっと場違いですが、「あっち(東京)ではこんなことやっとる」という、参考にでもなれば幸いです。


ちなみに私が出展する案は、やりようによっては特別な技術も必要とせず、既存の技術だけで生産できそうなほんとに何でもないもので、ユーザーあるいはそのユーザーを見た人が日常的にちょっとニヤッと笑えるようなモノ。展示用の試作をどう作るかなあ、と現在思案中です。