いよいよ「デザイン・オープン・カレッジ」が開講!

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 「大阪府デザイン・オープン・カレッジ」は、昭和63年以来、様々な産業分野で活躍されている方々を対象に、経営資源としてデザイン活用の促進やデザイン開発に欠かすことができない知識・技術を習得できる機会として多くの方々が受講され、満足を いただいております。
今年も3つのコースを10月末から順次開講しますので、この機会を見逃さず、是非お申込みください。
 
(申込み・問合わせ先)
http://www.pref.osaka.jp/oidc/から申込みできます。
大阪府産業デザインセンター オープン・カレッジ係
〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-5 マイドームおおさか4階
TEL:06-6949-4791  FAX:06-6949-4792  Eメール:info@oidc.jp
 
■コース案内■
1.「儲かる商品を生みだす商品開発プログラム」
2.「デザイン発想-グラフィックデザイン編」
―コミュニケーションデザインを設計する「美しく伝えるための方法論」
3.「現代に生きる匠の技」 
―伝統技術の復元・復興と現代生活への活用―   

■コース詳細■

1.「儲かる商品を生みだす商品開発プログラム」   
http://www.pref.osaka.jp/oidc/college/h20_1.html)   
■ 講 師:馬場 了  (株)クルー 代表取締役
 
成熟社会、生活者の価値観の多様化、欧米やアジア諸国との競争の激化、景気低迷の時代にあって、儲かる商品の開発は容易ではありません。儲かる商品の開発に必要な経営ビジョン、商品企画、デザイン、マーケティングやエンジニアリングなどを総合的にまとめた商品開発手法や方法論はまだまだ少なく、特に中小企業者のためのものはこれまでほとんど見当たりませんでした。
本ワークショップでは、多くの商品開発現場を知るデザイナーとコンサルタントが考案した3×4マトリックス商品開発手法※を用いて、企業環境分析から、生活者ニーズの把握、商品開発計画、プロダクトデザイン開発、市場導入計画まで、事例を交えた解説と演習を行います。

※ 3×4マトリックス商品開発手法
多くの商品開発現場で活躍するデザイナーとコンサルタントが協力して考案した「ヒト」「モノ」「バ」の3要素と「企業環境分析段階」「商品開発計画段階」「商品企画段階」「開発段階」の4要素の組合せに基づく商品開発プログラム。

■ 日 時: 10月31日(金)午前10時~午後5時(休憩1時間含む)
■ 会 場: マイドームおおさか 4階 セミナー室
 
■ 受講料: 受講料:8,000円
■ 対 象: 商品企画・デザイン・マーケティングの担当者、経営者等
■ 定 員: 30名(先着申込順)
■ 内 容:
(講義)(1)3×4マトリックス商品開発手法とは、(2)プロダクトデザイン開発、 (3)事例紹介等
(演習)商品開発計画の演習 
 


  2.「デザイン発想-グラフィックデザイン編」
―コミュニケーションデザインを設計する「美しく伝えるための方法論」
http://www.pref.osaka.jp/oidc/college/h20_2.html
■ 講師:杉崎 真之助 グラフィックデザイナー

コミュニケーションツールとしてのグラフィックデザインは、現在の多様化するメディアを駆使しながら複雑なプロセスを経て成果物を作り上げています。
そこには一貫した「設計」という考え方が必要となってきます。特に、企業とユーザーとの効果的なコミュニケーションを図るためには、今一度コミュニケーションデザインの原理をグラフィックデザイン視点で考えることが重要となります。
デザインは表面を造形するのではなく、コミュニケーションの方向性を発見することが重要です。講師の考え方、方法論を実例を交えて公開します。
本ワークショップのポイントは、「情報の設計」と「印象の設計」の二つの視点を重要な要素と捉え、講義、講師との対話、演習による体験を通じてデザインとしての新たな視点を発見していただきます。

■ 日 時: 12月3日(水)・10日(水)午後2時~午後5時
■ 会 場: マイドームおおさか 4階 セミナー室
■ 受講料: 8,000円(2日間)
■ 対 象: デザイナー、企画開発担当者等
■ 定 員: 30名(先着申込順)
■ 内 容:
(講義)(1)コンピュータとデザインの本質(2)引き算のデザイン(3)ブランドアーキテクチャー(4)プロセスをプレゼンテーションする(5)シンプルプロセス 形態 色彩 文字
(対話)(1)デザインの発想と方法(2)デザインの疑問に答える(3)参加者からの質問
(演習)グループ演習(課題は当日発表) 課題>討議>発表




  3.「現代に生きる匠の技」
―伝統技術の復元・復興と現代生活への活用―
http://www.pref.osaka.jp/oidc/college/h20_3.html)                    
造形文化に関するわが国のアイデンティティを正しく理解し、デザイン発想力の多様化をめざすため、伝統的なモノづくりに携わる名匠を制作現場に訪ね、モノづくりへの姿勢や創作プロセス、造形力、技術等を体験・学習します。
今回は、復元・復興をテーマに、モノの歴史的な良さを再認識して伝統的な技術を復活し、伝え残すことに取り組む匠にスポットをあて、現代に生きる匠の技を考察します。

■ 日 時: 11月26日(水)・12月2日(火)・9日(火)・16日(火)午後2時~5時
■ 会 場: 現地講習(詳細は別途ご案内いたします。)
■ 受講料:20,000円(4日間)別途、入場料及び交通費が必要です。
■ 対 象:デザイナー、企画開発担当者、経営者等
■ 定 員:15名(先着申込順)
■ 内 容:
(1) 11月26日(水) からくり仕掛け人形に生きる匠の技
(寝屋川市内にて現地講習)
■ 講師:東野 進  日本からくり研究会 理事長
からくり仕掛けの研究・修復の第一人者を訪ね、江戸時代後期に活躍した「からくり儀右衛門」こと田中久重の文字書き人形を修復して現代に蘇らせた事例や、からくり仕掛けの歴史や仕組みについて解説し、修復や制作を行っている工房を見学します。
(2) 12月2日(火) 大工道具に生きる匠の技
(神戸市内にて現地講習)
■ 講師:渡邉 晶  財団法人竹中大工道具館 学芸部長
大工道具の変遷の歴史を原始時代から現在までたどり、どのような道具類によって日本の木造建築が作られていったのか、大工道具類の復元品や実物を通して解説します。また木と道具との目的に応じた組合せなど、実物や実例を通した解説も行います。
(3) 12月9日(火) 鋳物、錆付け、手漉き和紙に生きる匠の技
(大阪市内にて現地講習)
■ 講師:宮川 憲明  株式会社ノミック 代表取締役
鋳物、錆付け、和紙などを伝統技術の残る産地で生産し、自然な風合いを生かした上で、現代的な店舗空間やインテリアに生かしているデザイン建築事務所を訪ね、現物を見ながら、産地での生産方法や、デザインコンセプトや技法について解説します。
(4) 12月16日(火) 螺鈿(らでん)に生きる匠の技
(奈良市内にて現地講習)
■ 講師:北村 昭斎  重要無形文化財「螺鈿」保持者
 選定保存技術「漆工品修理」保持者
貴重な文化財の保存修理や復元にたずさわりながら、漆芸作家として活発な創作活動を行っている講師を訪ね、古代の作品の保存修理や復元で培った経験と現代感覚あふれる作品の創作に対する考えの両面についてお話を伺います。また、器物づくりから螺鈿などの仕上げまでの工程について解説します。
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【申込み・問合わせ先】
  http://www.pref.osaka.jp/oidc/から申込みできます。 
  大阪府産業デザインセンター オープン・カレッジ係 
    TEL:06-6949-4791  FAX:06-6949-4792 Eメール:info@oidc.jp

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