地域ブランドづくりに学ぶサイトづくり

先日、京都で、石垣島のパパイヤのブランド化に尽力されたデザイナーの方とお会いしました。

折りしも石垣島の方々がご同席されているところへ、偶然にも参加させていただく形でお会いしました。

パパイヤのお話は伝え聞いておりましたが、ちゃんと意識したのは初めてでしたが、石垣島の皆様が歌い、踊るまさにその場所に遭遇し、大変関心を持ち、家でネットで調べてみました。すると、地元の新聞のサイトに、経緯が詳しく紹介されていました。

 

その中で、

---以下引用---

「ヒット商品なんてそんなに簡単に生まれない。だいたい石垣島パパイアはどこがすごいんですか」。市側が伊藤氏との打ち合わせで浴びせられた言葉だ。

特許、周年安定生産、無農薬栽培-と説明してみても、「それは生産者の見方。消費者の視点が足りない。ブランド化を図るには神秘性、神話性が必要。どうして石垣島パパイアがすごいのか、というストーリーづくりが必要です」と伊藤氏。


---引用終---

という件があるのですが、ここにある「神秘性、神話性」というのは、企業のウェブサイトづくりにも共通していえることだと思いました。


 

今、私自身、SOHO同士の「共同プロジェクト」と大げさに言いながら、自分達で提供できるサービスをしっかり打ち出していこうとしているわけ(ソトカン制作所)ですが、ここに不足していたのはこの視点かなと思いました。

SOHOの共同プロジェクト、といってもマンパワーを十分確保できるような体制で営業できるわけではありません。当然、インターネットは有効に活用していかなければならない。
そういった背景下で、サービス内容をいくら事細かにネット上でアピールしても、それだけでは、市場に届くとは考えていませんでした。

顧客にとっての価値をどのように打ち出せるのか、自己満足にならないためにはどうすれば良いのか、ということをずっと考えていましたが、この「ストーリー」という視点をさらに深く考えるところに活路があるように感じています。