八月の連想

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毎年のことです。

八月になると、ある芭蕉の句とそのイメージが、時空を越えて広がってゆきます。

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お盆休みの、ゆったりとした、時の流れ。

逝く夏を惜しまんばかりに鳴く、蝉の声。

甲子園球児の熱戦、 試合終了のサイレン。

空襲警報のサイレン、 8月15日、 終戦。

夏草や兵どもが夢の跡

ご先祖さまも経験されたであろう、数々の戦。

お盆の数日間、いとしい子孫たちの家に滞在する。

先祖への感謝の念が湧き、そして、いつの日か必ず自分も先祖になってゆく。 

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今夜は京都五山の大文字の送り火を見にゆきます。 

合掌。

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大文字送り火1